山下ふみこオフィシャルブログ

2013.04.15

ベアテ・シロタ・ゴードンさん

日本国憲法の草案作成に関わった最後の生き証人米国人女性、ベアテ・シロタ・ゴードンさんは
89歳で昨年の12/30、ニューヨークの自宅で亡くなった。その時は新聞紙上でも大きく報道されていた。

社会や会社にも女性の力が求められているのに、日本では企業や官庁にも女性幹部は少ない。
首長や議員も一握り。日本の男女平等は135カ国中101位といわれている。

ベアテさんの最後の言葉は、日本国憲法の平和条項と女性の権利を守ってほしいというのが願いだった
という。

昨日、東京・田町にある女性就業支援センターで「バアテさんを偲ぶ会」があったようだ。

ベアテさんは22歳で日本占領下、GHQ民政局のスタッフとして日本国憲法草案の作成に参加。

日本の女性の参政権はベアテさんからの贈り物。

今回の式典にはバアテさんの長女・ニコル・ゴードンさんが参加されたという。

「日本人は憲法を変えてはだめよ」と言うのが彼女の遺言だったという。

自民党政権は改憲党である。この6月の参議院選挙で再度勝てば、安倍政権は憲法改正手続きに
入ると言われている。

となれば、今夏の参議院選挙はまさに日本の方向を決める重要な選挙と言うことになる。

日本国憲法9条と共に、第14条と第24条によって、日本の女性の権利や人権が守られていることを
私たちはしるべきだと改めて思う。
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第十四条
すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、
経済的又は社会的関係において、差別されない。

第二十四条 (男女平等)
 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の
協力により、維持されなければならない。
○2  配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項
に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。

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