山下ふみこオフィシャルブログ

2014.01.17

全国フェミニスト議員連盟の集中講座

1/14全国の女性議員対象のパワーアップ集中講座は参議院議員会館で行われた。
朝10:00~昼休み45分を挟んで、17:30まで。ほとんどノンストップでの集中講座。

今回で第3回目。北海道から北九州市までおよそ70名の全国から女性議員が一堂に会した状況はすごく、
その真剣さはもっとすごい。

まずは男女共同参画事業を長年携わってきたジェンダーのスペシャリスト大崎麻子さん。

世界の状況や体験に基づいた話は非常に面白く、興味深い。

このテーマに関しては事前に、各自治体のジェンダー予算の提出が求められていた。
その予算額が現在の自治体の状況、つまり女性の視点を入れた政策予算の実態を表していると思う。
(沼津市はその予算は最も低いというか低すぎる・・・)

ジェンダー予算の3つの目的

1・政策策定と政策分析 ここにどう女性の視点を入れるかが重要。

2・政策変更を促すアドボカシー(啓発・提言)

3・事業のモニタリング(監視)と評価

(政策の結果どういう成果が問われ、社会への影響はどうあるべきかの基本的な考え方)

暮らし、人生に政治をどうして近づけて行くか、そしてジェンダー平等社会をめざし取り組んできた方
である。

一般的な査定・評価する手法ついても同様のことで、彼女は徹底的にこの考え方をたたき込まれ、
実践してきたという。

考え方の重要なポイント:

 アウトプット(直接的な結果・成果) ・アウトカム (どういう波及効果か(本質的/中長期的な成果、社会への影響)(本来この評価がなされていない)

何事も常に評価していく姿勢が重要であるのにアウトカムの評価がされていない。
本来はどういう目標か、何を持って達成できるのか、その指標を示すべきであり、それを持って
評価・成果をし、次の施策や予算に反映していくサイクルを作らなければならないという。
確かにそう、PDCAサイクルの習慣を身につけることである。


こんなにギュウギュウ詰めで酸欠になりそうなぐらい・・・

午後からは「介護保険制度の問題と地域包括ケアは実現可能か」

講師: 厚労省老健局の方と鏡諭・淑徳大学教授

3時からは「生活困窮者自立支援法と市民団体の役割」

講師:NPOほっとプラス・藤田孝典さん、立川市議・大沢豊、厚労省社会援護局の方

生活保護法の中で生活困窮者自立支援法がどう活用できるのか、また現場に携わっている方からの
声も聞く。

次回に報告をします。