山下ふみこオフィシャルブログ
2014.07.20
老舗とonly oneを求めて
町おこしの一環として、地元企業を紹介することで、地域の資源とコラボして、観光化につながる動きは
ないだろうかと模索をしている。地元だからこそ企画出来る着地型観光とでもいうのだろうか。
その中で、今日(19日)は、ある老舗の工場に関係者と伺う。そこは創業250年の老舗であり、
工場をこの沼津市に建設したのは1974年(昭和49年)40年経過しているが、ほとんどの市民が
知らないと思われる。
東名近くに工場を設けたのは、やはり物流の利便性と横浜平塚周辺よりは広い土地を手にすることができ、
なおかつ東京や名古屋の都心に近いことからだったと言う。
この状況は第2東名ができたことにより、グルメ街道周辺はもっと物流の拠点としての価値は上がって
きているように思う。
それは今後のグルメ街道を含めた周辺地域の在り方にも多いに繋がってくるだろう。
今日は、その企業から事業企画を出して欲しいと言われていたこともあり、まずは意見交換をする。
話をする中でいろいろの提案や意見が出てくるが、老舗の看板を抱えている企業としては、
新しい試みに対して、まずはリスクを先に考えてしまうようだが、それは無理からぬことであり、
当然のことだと受け止める。
例えば、東京での老舗ツアー:お江戸日本橋の誇る現在の老舗と、未来の老舗の関係者がお店の案内を
するという企画。
100年以上続く [伝統老舗] と、これから100年以上続いて欲しい [未来老舗]の新旧のお店を歩いて
巡ると言うもの。沼津の場合は、単なる店だけのツアーに終わらせずに、企業とコラボをすることにより、
ウィンウィンの関係にすることができないものだろうか・・・
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最近の旅行形態は9割が車で来る人だと言う。しかし、団体客の方が個人客より、お土産に使う額は多く、
一般的な購入額は6000円と4000円だから2000円程、団体客の方が大きい。
また、観光の分析をするにも、個人客は絞り込みができないが、団体バスツアーの人にアンケートをとる
方がその特性をより分析できるので、個人や団体を総合的に評価することより、団体客をターゲットに
評価したほうが適切な分析が得られるという。
観光で街を活性化するには、やはり、観光バスをより集客できるかであり、その乗り入れる為の
駐車場等の確保ができるかどうかが課題であるという。
そいう意味では沼津市は観光バスを乗り入れる為の駐車スペースがないことは、観光を誘致すると
言っても、既に大きなネックになっていると関係者の方から話を聞く。
やはり何とか沼津市独自の成功事例を創りだすことが必要であり、一過性のものではなく、
継続性が求められるのはいうまでもない。
最近、三島がすごくいい街になってきている。源平川だけではなく、その環境が周辺の地域住民の
玄関先にも広がっている状況は、まるで小布施の町を見ているような気さえする。
路地路地が本当に美しく気持ちのいい空間を創ってきている。