山下ふみこオフィシャルブログ
2015.05.29
視察 in 沼津
選挙後、新会派と言うより、4人から3人に減ってしまった私たち「未来の風」。5/27午後から27年度以前から継続している事業の進捗、そして新たな事業計画の現地等を視察する。
まず最初に駿河湾沼津SAスマートインターおよびアクセス道路の進捗状況をみる。スマートインターからのアクセス道路は東名高速道路に橋梁をかける工事が始まっている。(橋梁だけで4.4憶円)
内陸フロンティア推進区域計画のある足高地内。ちょうど元静岡厚生年金休暇センター(ウェルサンピア)を北上したところに、微生物科学研究所の北側に9.8haの広大な原野がある。
民間事業者による、自然環境を活かした畑や農園、ファーマーズマーケット等が一体となった120戸の分譲住宅地の造成計画がある。
28年度~造成工事が始まり、29年度には分譲開始予定であるらしい。周辺は市街化調整区域なわけだが、この部分だけ既に市街化区域になっている。
ここから1kmぐらいしか離れていないところに東名高速道路のスマートインターができるわけだから、その利便性は格段に上がる。都内から週末は家庭菜園をするために来ようと思えば、1時間できてしまえる距離になる。丁度このスマートインターの計画に合わせたかのような分譲計画である。
ウェルサンピアから南に下りてきて交差点を西に曲がると、すぐに愛鷹PAスマートインターになる。丁度北側の側道の工事現場。道路建設課の方々の案内で、多くの職員に時間を割いていただき恐縮しながらの視察である。この後、南にさらに下り、金岡浮島線の工事現場とららぽーと施設計画の現場に向かう。
ららぽーと進出予定地は赤で囲まれた約12.1haの敷地である。その周辺50haの青で囲まれた市街化調整区域を市街化区域に編入する計画の下に進められている。
丁度愛鷹スマートICから真っすぐ南下するところに位置している。しかし、そのアクセス道路は住宅地の中にあり、今までの住民のための生活道路が一変するので、その安全性や国1等の交通渋滞の問題やインフラ整備も含めて課題は山積している。
最後の視察場所は平成8年から進められている岡宮北土地区画整理事業(東駿河湾広域都市計画事業)である。東名沼津インターに近く、住宅供給地として、また都市計画道路・沼津南一色線&三枚橋岡宮線&平町岡一色線の道路網の整備と一体となった宅地造成である。
計画では平成35年度の完成であり、事業費ベースで60%の進捗率。総事業費は275億円と言う莫大な事業費である。しかし、当初計画された事業費では、現在の資材高騰や労務単価の値上げ、また20年前の区画整理事業と時代は大きく変化している中で、今後この事業の費用や期間の延伸も含めて、その困難が予想される。
しかし、4年前の東日本大震災以降、津波に影響のないこの地域は、安全・安心の定住人口の増加に大きく貢献しているという。
最後に、私たちの視察に時間を割いていただいた関係者の皆様に心から感謝申し上げます。