山下ふみこオフィシャルブログ
2015.12.24
脱産廃屋・石坂産業へ視察 NO1
12/23(水)埼玉県入間郡三芳町にある産業廃棄物処理会社・石坂産業(株)が画期的な産廃をしているという事で、何カ月も前に予約をして、やっと今回その視察が叶う。
東京ドーム3.5個分のうち8割が里山(緑地)で、残り2割が産業廃棄物処理場等のプラント。本来なら全天候型の処理場を、1999年、久米さんの報道番組で所沢産の野菜からダイオキシンが検出されたことをきっかけに、全て建屋の中で処理を行うという画期的な方法に取り組み、今では世界中から人が見学に来る会社に変えた。
その取り組みは
「100年先が見える工場は自然との共生」
永続企業へ近づいていくためには、地域に根ざし、地域に信頼される会社を目指す。それには地道に社員教育や会社の基盤づくりに時間をかけてきたその経緯は、この本で知ることができる。しかし、「百聞は一見にしかず」である。
会社見学は12:30~16:30までの行程で隈なく案内して頂き説明を受ける。最初は、40分ぐらいのレクチャーを受けてから見学コースへ。
今までの産廃屋のイメージをすべて払しょくした視察だったことはもちろんのこと、全ての社員が爽やかに挨拶をしてくれる環境にまずは目を見張る。
画期的な取り組みとして、埃を出さないようにプラントを建屋の中に入れてしまったこともすごいが、「受け入れた産業廃棄物の95%を減量化及びリサイクル」している。
廃棄物を埋め立て続けた先に持続可能な社会があるのか。本当に未来を考えるのなら、埋め立てる廃棄物を減らすことが大切と当たり前のことを本当に可能にした会社がここにあった。