山下ふみこオフィシャルブログ

2016.04.05

ゴミ焼却施設と鉄道高架事業 in 2月議会 NO1

2月議会(2/12~3/17)
何故?ゴミ焼却施設&新体育館の突如計画変更!
28年度予算は鉄道高架事業の財政的影響が遂に表面化!

ゴミ焼却施設の建替えが急遽延期に!

施設(昭和51年)は40年経過し、老朽化で建て替えを迫られ、平成277月に基本計画を公表。しかし、今年1/19の委員会において突然の順延報告があった。
計画では平成32年度に供用開始としていたが、現在、計画の目途は立っていない。
ゴミ焼却施設(170億円)+リサイクル施設(40億円)=210億円(中間処理施設)

香陵公園周辺整備 80億円
新体育館(68億円)+新立体駐車場(7億円)+外構等整備(5憶円)=80億円

市民体育館(昭和48年)は43年経過し、相当な老朽化で耐震性能ランク3で大規模地震では建物が崩壊する恐れがあるとされ、平成24年に予定した耐震補強工事はできず、新体育館の建設計画に取り組む。

28年度から事業者募集の予定が、昨年12月に市民文化センター(昭和57年)の改修を含む香陵公園周辺の一体的整備にすると報告があり、実質的な計画変更になった。

★★★総額290億円の大型公共事業★★★
沼津市にとって、かつて前例がない程の大型公共事業。
28年度から事業者募集をかける予定が、突如変更になった理由は何か?

----ゴミ焼却施設について----
★★建替えの理由
大規模地震が予想される中、昭和51年からの稼働による老朽化に加え、耐震性が劣るこの施設を一刻も早く新たな施設整備を行わなければならない。

★★変更の理由
●オリンピックや東日本大震災による建設需要から、労務単価や資機材の高騰、及び工期の延長等が危惧。
●更新ラッシュであり、メーカーによる供給が間に合わない中、適正な価格競争が危ぶまれる。
●更なる地元合意形成を図る。

★★二つの大型公共事業を同時にやることは財政的に不可能だった!★★

変更の理由はこの数カ月で突如起きたものではなく、充分想定範囲のことである。
私の環境省への聞き取り調査では、オリンピック以降も更新需要は減少の状況にはないという。

210億円からのゴミ焼却施設を、わずか数ヶ月間に突如変更しなければならなかった本当の理由とは?
つまり、沼津市の財政環境において、総額290億円もの香陵公園整備とゴミ焼却施設の事業を同時に進めることはできなかったのではないか?