山下ふみこオフィシャルブログ

2016.06.22

いじめ問題と教職員の不適切な言動等についてNO3

いじめや体罰等についての資料がない中、学校や教育委員会はどのような対応や未然防止に努めているのだろうか?また、子どもからのSOSはちゃんとキャッチしているのだろうか?
私のところにも相談はいろいろあるが、実際、この調査を始めたとき、私の求める資料に対して、沼津市独自の資料は全てないといわれ、情報開示請求をしてやっと入手したものは一部の研修用資料だという。
ここまで資料がないと言われてしまうと、ますます疑問が膨らむのは当然のことではないだろうか?

学校現場において、先生方が日々頑張っていても、その実態が明らかにならない限り、本来の問題解決にはつながっていかず、繰り返しの連続になっていないだろうか?
また、個人情報という問題があり、そこですべての情報が止まってしまっている状況がないだろうか?

上記のグラフは沼津市のいじめの認知件数。この認知件数さえ公表されたものはない。
平成24年に一気に認知件数が上がっているのは、平成231011日に滋賀県大津市内の中学校の当時2年生の男子生徒がいじめを苦に自宅で自殺する事件がきっかけです。
平成26年度のいじめの解消率39%は低いと思うがより慎重に見守っている結果だという。
(市内小学校26校・中学校15校)

いじめや体罰について、情報共有が必要という認識がされたきっかけは、「大津市中2いじめ自殺事件」が契機になっている。
事件前後の学校と
教育委員会の隠蔽体質が発覚、問題視され、それが大きく報道され、翌年には本事件が誘因となって25年にいじめ防止対策推進法が国会で可決された