山下ふみこオフィシャルブログ

2016.06.28

公民連携(共創)の取組 in 横浜市役所 NO3

横浜の地域性もあり、人口373万人で予算規模3兆4000億円の大都会だからできたこととはいえ、人口19.8万人のわが町にもできることはあるだろう。
特にトイレのネーミングライツは、利用者にとっても役所にとっても民間企業が維持管理まで含めて自社で行ってもらえればすごいこと。
こんな手法をぜひ行政側に提案していきたいと思う。(ちばレポも2年前に提案をし、やっとやっと実現する方向で動いているらしいが・・・)
しかし、そこに至るまでの課題とは?
横浜市の場合、対象のトイレは道路上にあるという扱いから道路法や建築基準法、屋外広告物条例などの制約があり、調整や手続きが大変であったという。しかし、それ以上に得るものとは、PR効果とメディアに取り上げられたことで、スタッフのモチベーションアップにつながっていることなどを挙げている。

横浜市のサウンディング調査とは?

市場調査の手法の1つ。
対話の相手方を公募し、公平性・透明性を確保して行う
民間事業者への個別ヒアリング

活用検討の前の段階から、民間事業者に広く意見や提案を求め、サウンディングしようというもの。
調査段階での活用案を踏まえて、検討・作成することで、公募の精度を高め、行政サイドだけの提案ではない、企業側にも賛同参加できる状況を作ることで、公募を広くよびかけることができる。
事業者はサウンディングに参加しても有利になることはないが、意に反した公募要件にはならないわけだから、応募しやすい環境になっていると思う。

サウンディング調査

事業者提案型の制度だと、参加者にインセンティブを与える等して入札・契約へとつなげようとする意図があるが、サウンディング調査は本質的には単なる対話の仕組みに過ぎない。
しかし、民間事業者にしてみれば、公募の際に有利にならないのに、無償でアイデアを提供することに抵抗はあると思う。
ただ、行政担当者から直接話を個別に聞けるというのは、直接意見を言える機会にもなるし、お互いの感触をつかむことができるので、双方にとってメリットがあり、その結果、使用書の精度が上がり、事業品質の高いものになるので、市民のメリットにもつながるということのようです。

何はともあれ、沼津市にとってできることを模索して、企業や個人事業者、団体などにも呼びかけていけるような沼津版を作っていけたらと思う。

今回、西宮市の市議から声をかけていただき、実のあるレクチャーを直接伺うことができ、また、県外を通じて頑張っている女性議員たちと情報交換をしあえ、本当に有意義な時間であったことは言うまでもありません。最後に横浜市役所の共創推進室の河村様や皆さまに感謝申し上げます。

横浜
横浜ぴかちゅー

イベントお知らせ
8月7日(日)~14日(日)に、横浜市でのイベント「ピカチュウ大量発生チュウ!」
今年もピカチュウイベント開催です。1週間で200万人のイベントに、市役所は何も経費をかけず、すべて民間主導で行われているそうです。
www.pokemon.co.jp/info/2016/06/160609_e01.html