山下ふみこオフィシャルブログ

2018年07月

2018.07.01

茶道教室 by 大日本茶道学会

月に1回の茶道教室。私はただただお茶を頂くだけですが、美歩子先生のご自宅はとても風情があって私の大好きな処。そのお母様は既に90歳を超えられたと伺っていますが、この3月まで現役で20年間静岡県支部連合会の会長を務めた添田仙雅先生です。
茶道学会・沼津副支部長の美歩子先生は「沼津子ども劇場」の役員をずっとされていて、手料理で子どもたちやその親たちに、そして私たちにも「いいの、いいのよ、召し上がって・・・」と気さくに言って振舞ってくださる。私はお茶の時に出してくださる主菓子が毎回楽しみなんだけど、こういう時間って必要なんだわぁと思いながら家路につく。
↓掛け軸に書かれている「麻三斤」今回も美歩子先生が説明をしてくださった。

「麻三斤」(まさんきん)
洞山和尚が麻の目方を計っていた時に修行僧が「如何なるか是れ仏」と問うたので、洞山は無心に「麻の目方が三斤」と答えた。袈裟1着分は3斤(1800グラム)だが、麻三斤が物質や目方であるとともに、そのままが仏の活きたたたずまいに見えるから、ありのままに答えただけという。
すべて生命あるものは仏に成る可能性を持つとの考え方からきているからの発想。

言葉は事柄のありさまを示すだけで、言葉そのものにとらわれてはいけないということの意味でしょう。

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