山下ふみこオフィシャルブログ

2018.11.05

Historical building

授業が終わった後、セントラルマーケットに行く途中に面白い建築工事が始まっている。ちょうどマーケットの真向かいに面しているHer Majesty's Theatre。1913年に建てられ105年経った今、再開発が始まっている。当時の象徴的な建物の表の外観部分と両サイドの壁面だけを残して、後は全て建て替えられ2020年にオ-プンするという。(工事をしている人にお願いをして中の様子を撮らせてもらう)

ここアデレードの中心部は、現代的なビルと歴史的な建物が混在している。メルボルンの街並みもそうだったが、クラシックな建築と現代建築が融合していて、街の中心地に昔ながらの建築や文化を今に残している。ただ文化財として残しているだけではなく、外観の佇まい残しながら、中はリノベーションをして店舗、カフェ、オフィス等になっている。
新しく建築するしてもに周辺の景観とマッチすることや伝統的な建物を残すなどが条例で定められているらしい。

南オーストラリア州の州都アデレードは英国植民地として1836年に入植。19世紀のイギリス国宝ウィリアム4世の王妃アデレード(貴婦人)にちなんでいる。人口は137万人と増加中。イギリス人が州都の設計作りを手がけ、当初から広幅員道路や公園が整備。19世紀のコロニアルやゴシック建築が近代的なビルと調和し、緑が街に溢れ空の青さとマッチし、まさしく文化と芸術の街である。