山下ふみこオフィシャルブログ

2021.01.15

中継・中間処理施設の今

中継中間処理施設には9月議会での一般質問を契機に、時々寄ってみることにしている。
今日の状況はペットボトルがストックヤードとプラットホームの2つある入口の一つを塞いでいた。
どうしてこうなるのか?
沼津市の場合、ペットボトルの処理契約をしている日本容器包装リサイクル協会と独自でリサイクル事業者(現在は新潟県十日町にある事業所)と契約をしている。前回調査をしたように独自契約をしている事業所は、定期的な引き取り予定が立たない難点が作業に支障をきたしている。
また、独自処理をされたペットボトルの輸出先の中国が、ペットボトルを含む一部の廃棄物の輸入禁止をしたために、独自処理をしている場合には、安定確実なリサイクルがされないリスクが懸念されている。
今回の場合は、独自事業者が新潟のため、この大雪によって引き取りに来れない事情があるようだ。

前回も指摘したように、保管するストックヤードが満杯になると、作業や搬入車両等の安全面や作業効率はもちろん環境面にしても支障が生じてしまう。
リサイクル協会からは、資源の有効利用や再生材の適正処理の確保等の観点から、国内循環産業を育成し、安定的な国内循環を推進していくために、全量契約を求められている。
しかし沼津市の場合、独自契約を続けている理由は引き取り価格の問題がある。
安定的な搬出を確保することは作業をする方々の安全面に直結することであり、金額にこだわる以上に全体的な作業工程やペットボトルやプラごみの処理量等の推移を確認し、計画的な搬入量、搬出量を再検討すべきである。
今の状況はとても計画的になっているとは言い難い。

下の写真は昨年10月末の状況。(1年近く満杯になっていたストックヤードが、すっかり片付いている状況。)

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