山下ふみこオフィシャルブログ
2021.10.14
ゾーン30プラスin 原東小
国土交通省道路局と警察庁交通局は8月26日、最高速30km/hの区域規制と物理的に防護柵や狭窄等によって交通安全の向上を図る区域を「ゾーン30プラス」として設定すると発表。
国交省と警察庁では、現在各地で実施中の通学路における合同点検を踏まえた対策の1つとして「ゾーン30プラス」の整備を図っていくとした。
今回、社会実験のモデルとなったのは原東小前の横断歩道。このエリアは静かな団地の中であるにも拘らず、通り抜けの車がスピードを出して通り抜けていくため、思った以上に危険な通学道路ともいえる。
今回、住民からこのままモデル歩道として残してほしいという声もありその状況を見に出かけた。
国土交通省は、各地で実施中の通学路における合同点検を踏まえた対策の一つとしても、「ゾーン30プラス」の整備を図っている。そのために、道路構造、交通実態、沿道環境等を踏まえ、地域住民等との合意形成を図っているところだという。
また、「ゾーン30プラス」の整備の一環として、物理的デバイスの一つである「スムーズ横断歩道」の全国での設置にも取り組むという。横断歩道を歩道の高さまで10センチかさ上げし、車道側に緩やかな傾斜を設けることにより、速度を抑制しようとするもの。スピードを上げて通り抜けようとすると、その段差が運転手にとって衝撃的な振動につながる。
今回はあくまでも仮設の横断歩道であり、実証実験後にその優位性が認められれば、地元からの声も上がっていれば、何とか設置の方向へ繋がってほしいと思う。
国の施策とはいえ、設置主体は沼津市であり国からの社会資本整備総合交付金の補助は約55%、あとは自治体負担になる。
子どもたちの下校時に校長先生が旗をもって、子どもたちの安全を見守り、一人一人に声をかけ、子どもたちがそれにこたえている様子は微笑ましい。
子どもたちの登下校が安全で安心な通行空間の整備につながるようになってほしいと思う。