山下ふみこオフィシャルブログ
2021.10.27
男女共同参画の議員研修
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10/27男女共同参画の議員研修が犬塚先生によるzoom講演会を行う。
1時間半ノンストップで先生の機関銃のような速さで繰り出す言葉に「I agree」と頷くことの何と多かった事だろう。
ずっとこの問題に携わってきた先生だからこそ、その思いは強く、特に世界に比べ政治経済分野での女性の進出は後進国であり、「日本の常識は世界の非常識」とまで言われているという。
また、コロナ禍によって、これまでも問題視されてきていたが、DV相談件数が1.5倍。女性の自殺が急増。特に女子高校生の一人での孤立化、性被害などが背景にあるという
特に政治分野での女性の進出は、世界的に見ても、致命的な遅れである。
政治分野で言えば、従来の男性中心型議員モデルとは違う、ジェンダー平等型議員モデルという新たなロールモデルに基づく女性人材、候補者育成がカギであり、30%以上が女性になることで、確実に今までと違う変革が起きるといわれている。
しかし、これからの社会も今までと同様、経済優先と政治家たちは言うが、経済も人口もこの先の成長はすでに限界にあるという基本的な前提が消滅しているにもかかわらず、今までの社会が続くと思っている旧態依然の男性たちの何と多いことか。
高度経済成長期の時代は終わり、考え方を変えなければならない。男性こそ男女共同参画は自分事であり、今後は今までの「男性中心型労働雇用・雇用慣行」社会の変革こそがカギになるという。
私たち県内女性議員で活動している「なないろの風」は各議会で女性議員を増やすことを目標にしている。女性議員が増えることは、性別にかかわらず、多様な生き方を認め合える風通しの良い社会を創ることにつながるからです。
犬塚先生の話の中で、30代の男性が望むライフスタイルとして・仕事・家庭・仕事家庭の3択の中で何を優先するかと尋ねたところ「仕事優先」と回答した人はゼロだったという。私が思った以上に若い世代の意識変化は進んでいる。当たり前だと思っていたことが、時代に合わなくなっているかもしれない自分がいる。
また自分の中にある「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」自分では気づかないまま心の中に持っている偏った見方・考え方、根拠のない思い込み、先入観・固定観念への気づきが必要である。
特に政治の分野ではマジョリティのもつ力によって、自分たちの意思決定を正当化しようとしていないだろうか。立場に固執し、多様性が増す中で、ずれが生じているにもかかわらず、それに気づかないまま行う言動が、相手を力で委縮させストレスを与えることに繋がっている。同質性が高く暗黙のルールが強くある組織ほど気を付けなければ、社会の変革に取り残されてしまうのだろう。何処の議会とは言えないが確かにあるある・・・