山下ふみこオフィシャルブログ
2022.03.15
香貫山の四阿(あずまや)と自然景観
3/11(金)一般会計の予算審議が終えたこの日、市民からの苦情電話があり香貫山中にある四阿(あずまや)の改修工事現場に行ってみる。
市民の方が言うように四阿の屋根の色が青色に。まさかこのままではないだろうと思ったが、念のため緑地公園課に電話を入れた。
「まさか青のままではないですよね?」「はぁ、そのままですが・・・」
「山の景観を考えたときになぜ青にしたのか、その理由は?」「青も日が経てばくすんできますから・・・」
「青が良いと思われたその理由について説明をしてください。市民の苦情に対して説明責任があるので・・」
後日連絡をするという事でしたが、今日は3/15で未だに何の連絡もない。
景観とまちづくりの中でも町の調和を図るための色彩はとても重要なことです。
自治体によってゾーンごとに景観法に基づいて景観方針を定めている。そこには色の指定をし、地域の特色にあった色彩を選択する必要性を指摘している。
山なみゾーン
山並みの自然を生かすために、自然景観と調和する低彩度色とする。
見慣れた色彩を用いた場合のイメージ
壁面や屋根に見慣れた色彩を用いた場合、周辺との調和を図りやすくなります。逆にそれ以外の色彩にする場合は、周辺の色彩との関係や明度・彩度等について、周辺と違和感を生じないように特に注意が必要です。
ガードレールひとつとっても周辺との調和を図るように、普段から景観づくりは建物ばかりではなく、色彩は景観形成において重要なポイントです。色彩景観を守り育てていくことが地域の環境を活かした景観づくりでなければならないし、そこには地域のイメージを形成している理由があるのです。
大事なのは、その地域の歴史や育まれた文化を残しながらも、住民と行政が一体となって街の発展や暮らしやすさを追求していくことなのだと思います。