山下ふみこオフィシャルブログ
2022.05.05
照江寺の楠木トトロ
照江寺の境内には、自然石から御影石まで300基からの白隠禅師をはじめとする禅僧の書画(碑)がある。すべてひとりで彫刻したという、それも60歳から始めた石彫であるから驚きである。
「その石が途中で欠けたらどうするの?」と聞けば、「それも最初から欠けること失敗することを念頭においてやっているから、それ以上に悪くはならないよ。」と。
「欠けたら欠けたでそれも絵になるように工夫する。失敗を景色に取り入れていけば、その方がいいものができるかもしれない。失敗したらと考えるのではなく、最初から失敗するって考えているから・・・」という。
とにかく、紫陽花で訪れるときに見ていただきたいものが此処にはたくさんある。
その一つに此処で目を見張るのは楠の巨木、別名トトロである。
これは香貫山の楠木、私はトトロと呼んで挨拶を交わしている。
此処には大木が3本。クスノキとヤブニッケイとタブノキ。