山下ふみこオフィシャルブログ
2022.06.23
沼津市立小中校のいじめについてNO4
事例の検証(私の発言)
私がここまで質問をしてきたのは、重大事態に値する案件について、被害者にその調査の内容、 結果について、説明や報告がされなかった、されてこなかったという当事者からの訴えがあります。
また、学校側の対応に、早期解決が見込まれない不安に、保護者は警察に被害届を出し捜査の進 捗を望んだにもかかわらず、自作自演の行為だと言われ、転校を余儀なくされました。この件に関 しては、弁護士が入り、警察は「被害者の心情への配慮に欠いた言動が認められたことについてお詫び申し上げます」と回答がされています。
このケースについては、1 年以上苦しみ、転校するに至っ たわけですが、保護者は学校の対応に対して、「この子が生きているだけで感謝をしてほしい」と言わ れたと聞いています。
何ひとつ結果や成果につながらず、その間の調査の内容・結果についても、 十分な報告がされないまま現在に至っています。学校へ行きたくても、勉強したくても行けなかっ た。自作自演と言われた屈辱は、今も加害者がわからない状況では、晴らされているわけではあり ません。
なぜ早期の解決につながらなかったのか。なぜいじめを受けた側が転校しなければならなかった のか。勉強をその学校で続けられるようにして欲しかったのに、無理して学校に来なくていいんだ よと言われ、そして一縷の望みをかけた警察への被害届によって、さらに苦しみました。
今も加害 者については、何ら報告はないようですが、その加害者に対しても必要な支援が届いていないとし か思えません。
確かに学校も教育委員会も一生懸命やったかもしれません。しかしそこには、当事 者に寄り添った対応ではなかったという、謙虚な反省が必要ではないでしょうか。教育長の見解を求めます。
教育長(奥村 篤)
ただ 各学校、教育委員会ともに、いじめが確認された場合には、問題の解決に向けて、児童生徒と保護 者に寄り添い、意向の確認、対応方針の説明を十分行うなど、丁寧な対応に努めております。今後 とも、児童生徒が 1 日も早く安心して学校に通えるよう教育委員会、学校が連携し、問題解決に努 めてまいりたいと思います。