山下ふみこオフィシャルブログ
2022.06.23
沼津市立小中学校のいじめNO5
重大事態への対応等について
いじめの再発が起きてしまったのはなぜ?
いじめ防止のための基本的な方針(文科省)
学校は被害児童生徒を 徹底的に守り通し、安全・安心を確保する責任を有する。またいじめが解消している状態とは、 あくまで一つの段階にすぎず、解消している状態に至った場合でも、いじめが再発する可能性が十 分あり得ることを踏まえ、学校の教職員は被害の児童生徒及び加害児童生徒については、日常的に 注意深く観察する必要があると示されている。
まさしく、文科省が警鐘を鳴らしている事案が起きてしまった。
質問:
文科省の方針には、徹底的にその子を守り通し、安全安心を確保する責任は、 法においても学校、教育委員会、市長の責務を示している。再発は、組織としての問題があるのでは ないかと思うわけだが、今の体制を見直し、徹底した対応を求めたいと思うがどうか。
教育長(奥村 篤)答弁
いじめに対しては、学校も教育委員会も必死になって原因の究明、再発防止策の精査を行い、 その上で、様々な取組を進めてきております。引き続き、被害を受けた児童生徒に寄り添い、安心 して学校生活を送ることができるよう、鋭意努力してまいります。
(私の思い)
本当に最悪なケースが起きてしまったとしか言いようがない。 加害者が見つからず、でも勉強したいから学校へ行こうとしている生徒の心のうちはどんな思いだろうか。
教育長はその生徒の思いを想像したことがあるのだろうか?
引き続きやっていくってどういうことなのか?
今までの対応がだめだったのだから、体制の見直しをすべきだといっているのに。決して見直しや総点検など一切言わないのはなぜでしょうか?残念というよりは悲しすぎます。
何故、被害者や保護者の悔しさや悲しみ、苛立ち等を想像しているとは言い難いよ。やるせない・・・
教育長の答弁を受けて私の意見
ガ イドラインには、重大事態の調査は事実の全容解明、その事案への対処と再発防止が目的であり、 調査により膿を出し切り、いじめの防止等の体制を見直すことが示されている。
決して、見回 りなどの対症療法で済ますことがないようお願いしたい。
恐らく、この件に限らず、多くの課題があるだろうというふうに思っていいる。重大事態として 把握された案件の存在は、沼津市におけるいじめの氷山の一角であり、いじめに対するさらなる徹 底的な対応の必要性を示唆していると思う。