山下ふみこオフィシャルブログ

2023.03.19

「もの言う議員」への懲罰が全国的な問題に

今日(3月19日)の朝日新聞朝刊の第4面に「荒れる地方 懲罰動議83議会」という特集記事が出ました。
「もの言う議員への懲罰」全国的な問題になっている!
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第4面をほぼ全て使って大きく掲載されています。
国会のガーシー氏への「懲罰」で、俄然注目を浴びた「懲罰」という言葉ですが、地方議会でも「懲罰動議」が増えているという報道です。
懲罰動議は昨年12月議会における私の一般質問の発言に出されているので47市の中に沼津市も入っているでしょう。
詳しくは朝日新聞の紙面を見ていただくしかありませんが、私が問題視したのは次の点です。
1.地方での懲罰動議の中には、乱用が疑われる事例もある。
2.ある地方議会で、問題提起をしたらなぜか「懲罰」に → 司法で勝訴
議員の言動に問題ありとして「懲罰」が課される一方、議会の多数派による「もの言う議員」への圧力として「懲罰」が使われているという指摘もあるようです。
私たち沼津市民にとっても、沼津市議会にとっても、決して他人事ではありません。

山下の懲罰問題の概要

2021年12月10日 市議会定例会:

  • 12月7日の定例会での沼津市教育長や沼津市長との質疑における、山下議員(未来の風)の発言の一部が議会の権威と品位を著しく汚すものであるという理由で山下議員に対する懲罰動議が提出された。この懲罰動議には、市会議員28名のうち副議長を含む22名の市会議員が署名。
  • 教育長に対する「それは大きな間違いですよ」や市長に対する「大変残念な答弁ですけどけ」という発言が当局の信用を大きく失墜させる無礼な言葉とされ、さらに山下議員が自身の法解釈で断定的な発言をしたことなどが議会の権威と品位を著しく汚すものであるという理由で、山下議員に対する懲罰特別委員会の開催が決定された。この懲罰特別委員会のメンバーは、山下議員と同会派の江本議員を除き、委員長と副委員長を含む残り9名すべては懲罰動議の署名者であった。

12月13日 懲罰特別委員会:

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