山下ふみこオフィシャルブログ

2023.05.06

連休中の預かり保育は?

友人からちょっと聞いてほしいことがあると連絡をもらった。彼女は電話口で怒っているが、電話では埒が明かないから「今から行く」と言って携帯を切った。

真相は、3人の子どもを抱えるシングルマザーが、この連休中も仕事があるため会社を休めず、1歳未満と未就学児をファミリーサポートの登録をしている友人が一旦は断ったが、結局この連休中預かる羽目になった。

3人の子どもを朝~夕方まで預かると700円/時間(平日料金600円)×8時間+300円(食事)の3人分だと17,700円/1日になる。それを連休中の2日間預けるとなると35,400円にもなるので、結局、低学年の小学生は家で留守番をさせ、2人の子どもだけを頼まれたという。2人分の2日間の料金は23,600円にもなる。

この連休中に働かなくてはならない人がいるが、連休中は保育園も放課後児童クラブも休み。会社はシングルマザーだからという事で特別待遇にはならない。

その日の給与以上に預かり料がかかっても仕事を休めない状況に、「連休中に働かなければならないシングルマザーがいるにも関わらず、どうやって2万円以上の預かり保育料なんて払えるの?その人に請求できる?」と友人はまくしたてる。

これまでもこういう問題を抱えてきた人たちがいたにも関わらず、その状況について私は知らなかった。

その友人はさらに「下の子はまだ離乳食だよ。泣いて大変だった・・・誰だって親なら子供と一緒に休みの日ぐらい居てあげたいさ。でも働かなければならない親もいる。病気の時ぐらい一緒にいてあげるのが親だろうっていう人もいる。そう、その時ぐらい一緒にいてあげたいさ。でも働かなければならない親もいる。何の為に働くの?安心して働ける社会にしてよ!」と深いため息をつきながら話す。

私の友人の中にもシングルマザーで発達障害を抱えた子どもがいる。障害の特性を知った人でなければその子を預けることもできない。無理に預けると、その反動で手に負えなくなることがある。だから結局預けたくても預けられず、彼女の場合は幸いにも親の処に預かってもらう事ができる。

他の自治体がどうなっているのか、まずは調べてみようと思う。

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