山下ふみこオフィシャルブログ
2024.06.19
ガザ地区攻撃の中止を求める陳情
6/11(火)「ガザ地区攻撃の中止と即時停戦に向けた日本政府の外交努力を求める意見書の提出を求める陳情」国への意見書採択を求めて議長宛に行った。
生憎、議長は不在で、議会事務局の担当職員に託した。
それが、
6/17(月)その意見書の提出を求める陳情については総務委員会の所管になり、そこで各議員の意見を伺うという事になり、ラシャッドさんをはじめ、陳情に参加した市民5名が委員会傍聴をし、その行方を見守った。
事前に陳情者は、この委員会の席で「是非意見を述べたい」という要望をお願いしていたが、それについては、意見書に全て網羅されているので、内容はみたしているという事で、当事者の思いを伝えたいという願いは却下された。
意見書についての6人議員の大方は、
「内容は伝わるものがある」としながらも、「他の議員が賛同できる内容をもう少し精査が必要だ」と発言。
「議会にとってこの件に関しての意見書提出は大賛成だが、内容については精査が必要」と指摘された。
さらには、陳情にあたっては、地方自治法第 99 条では、普通地方公共団体の議会は、地方公共団体(沼津市)の公益に関する事件につき意見書を国会または関係行政庁に提出することができるとされているので、意見書の提出に当たっては、地方自治法の解釈から、陳情の内容が本市の公益に関する事件か否かという点を慎重に精査し判断する必要がある」との意見。
私の意見は
「6/13衆議院、6/14参議院の本会議で「ガザ地区の停戦を求める決議」が賛成多数で可決されたこともあり、沼津市議会として、今回の陳情の趣旨は時宜にかなった有意義なものであること」を主張。
「また、他の議員が言うように、内容については他の議員との合意を図っていく必要はある」とし、国への意見書提出を求めた。
これまで、請願、陳情について、他市と比べて市民からの提出は少ないのではないか。他の市議会では、毎回、請願や陳情があるという。
今回、各立場の議員が意見を述べることで、目標(人道目的の停戦実現、人命の危機的状況を早期に解決)が同じであるなら、合意できる意見書の内容について精査していけばいいと議員の前向きな意見に、これまでとは違う今日の総務委員会であった。
ラシャッドさんの思いは、祖国パレスチナのガザ地区の惨状に、ずっと心を痛め、大使館にも足を運び、祖国の窮状を訴えてきていた。
彼等の行動を聞いていたのに、何もできない自分に歯痒さを感じていたが、今回、日吉さんの行動によって、実現した陳情要請にみんなが協力できたことはとても嬉しい。
今後、各議員の賛同を得るために、意見書の案文を精査し丁寧な説明をしていきたい。
日吉さん、ラシャッドさん、貴重な機会を与えていただき感謝です。