山下ふみこオフィシャルブログ
2025.07.14
香貫山・山道の階段修復工事
香貫山のコンクリート舗装されたところではない山の中にはハイキングコース(遊歩道)がいくつかある。
そのコースは傾斜地のために滑らないように階段を木材で創っている。これまで何年にもわたり階段の補修を毎日コツコツやって下さっていた2人の方がいました。その1人のFさんは、高齢から山に来れなくなってから久しい。もう一人Tさんも同様に腰を痛めて、作業ができないために、階段は壊れたままの状況になっていた。
香貫山のハイキングコースは10路線近くあり、どのコースも次第に手入れができなくなって、昨今の降雨量の多さはそれに拍車をかけ階段は朽ち、倒木で道が塞がれていたりと、手が入れられていな箇所が随所にみられるようになっている。
また山の中を走るとトレイルラン等のスポーツもあり、そのたびに階段が壊れていくので、禁止をしてほしいという声も出ているが、補修をする人がいなくなってきているので、荒れた状態がますます酷くなってきている。
そんな中、R7年度香貫山の保全事業に予算が付いた。前年度の15.2倍の1974万円の予算である。
しかし、全部の階段を補修するだけの予算ではないために、農林農地課は香貫山を利用している市民とともに山の中を歩き、その優先順位を決める準備をコツコツやって下さっていた。



確かに擬木を使ってきれいに階段が出来上がったのだが、その歩幅が広くて、これまでのような階段幅ではないために、下りで滑る人が出てきたために、利用者からこれでは危ないという声にさっそく農林農地課が市民の方と一緒に現場調査にはいった。
素早い対応に感謝はするが、設計段階でもっと利用者、特に利用者は高齢の方が多いので、ただ階段を作り補修すると言うだけではなく、山の傾斜状況によって、どういう歩幅で階段を造ればいいのか、もっと事前チェックをし、工事を委託した後に事後チェックも当然されているとは思うが、たかが階段一つではあるが、そこから学ぶべき課題は多くあると感じている。



