山下ふみこオフィシャルブログ
2025.08.24
映画「杉並区長になった女」
「区長になる女」から「区長になった女」のドキュメンタリーの映画が市民有志の皆様のおかげで上映がされました。色々の立場の皆さんが、この映画を見てほしいというただそれだけで一致団結したと聞いています。
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この杉並区長選が始まる2か月前にヨーロッパでNGO職員として世界の自治体における「公共の再生」を調査し、いつか日本にもこのミシュパリズムを根付かせたいと、ヨーロッパの地から思い続けてきたNGO職員・岸本聡子さんが、日本に帰国したのは、たった区長選2か月前だったという。
187票差で3期12年続いた現職区長を破った岸本聡子杉並区長の選挙戦ストーリーです。
https://morinohito.net/hashtag/municipalism/
「ミュニシパリズム」地方自治体を意味する”municipality”を語源。住民自治ともいう新しい社会のあり方。政治参加を選挙による間接民主主義に限定せずに、地域の住民が自分たちの自治的な民主主義や合意形成を重視するという考え方や取り組みのこと。
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57万人の区民の首長に押し出したこの選挙戦は、地域が抱えた問題に声をあげたくても上げられない、上げても届かない一人一人の住民の思いが、岸本さんが立候補したことによって、一気にみんなが団結して、既得権益に立ち向かった選挙戦です。
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区長が決まったときの合言葉は「選挙は続くよ、いつまでも・・・」と、当時も今も住民の意識は大きく変わり続けている様子を描いたものです。自分たちの思いがかなった今も、住民たちは議会を見守り、区長を支えてきている、担ぎ出した住民一人一人が、関わった分その支援を続けていく。これは本当に難しいこと。この奇跡にも近い選挙の勝利、そして岸本区長を孤立させないための住民の頑張りが今も続く。
どれもこれも政治は生活そのもの、住民のための政治だと心から思える住民の思いが伝わってくる。
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「自分たちのまちを自分たちで考え議論して進めて行く杉並区を」目指すこのサクセストーリーには、日本の市民活動をしてきた多く方々に勇気を与え、静かにそして深く広がりの共感を得ている。
ある意味奇跡にも近いこの選挙戦での闘い。
この上映には沼津市民はもとより市外からも多くの方々が参加していた。
今回の国政選挙を経て選挙戦での有権者の自覚は確かに変わりつつあるなぁとこれまでの諦めから何かを感じてきているものになったのではないでしょうか。
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映画上映にあたっては、多くの市民活動をされている方々の協力があってこそと伺っています。
ありがとうございました。


