山下ふみこオフィシャルブログ

上水道

2023.12.08

上下水道料金の同時値上げ

https://youtu.be/5X01J0rQpeM?si=hSTJq6Q6-D3TZeqO

↑議案質疑の動画

市民生活の根幹である上下水道料金の両方の値上げは、物価高の中、まさに市民生活にさらなる負担を強いることになる。
私はこういう時こそ、緊急的に一般会計からの支援をすべきと考える。
12/6の本会議場で議第60号「沼津市値域下水道処理施設条例等の一部改正」の議案質疑をしました。
一般家庭:
水道料金は現在1か月1610円→1950円(R6年7月~半年間)→2280円(R7年1月~)35.9%値上げ
2280円―1610円=670円×12か月=8040円UP/年
下水道料金は1か月2600円→3090円=490円UP/月 20.5%値上げ
490円×12か月=5880円UP/年
水道料金8040円+下水道料金5880円=1万3920円の値上げ/年
1年間で一般家庭で上下水道料金13,920円も上がる!

議第60号「沼津市地域下水処理施設条例等の一部改正について」は来年7月から、上下水道の料金を値上げしようとするものである。今年6月から9月までの計5回にわたり、沼津市水道事業及び下水道事業経営審議会で審議が為され、この9/19答申されました。

その付帯事項にも示されているように「昨今の人口減少や節水意識の向上等により料金収入は減少し、この傾向は、今後においても続くものと 見込まれています」とあるように、これまでの安定的な市民生活の社会基盤であった上下水道が社会経済情勢の中で値上げせざるえない状況は、今後の上下水道事業における重要なターニングポイントでもあると考えます。 基本的にはこの答申に基づく料金改定率であると認識しているが、市民生活に与える影響の大きさを鑑み、以下5点の質問を行う。

【1回目】

Q1 今回、水道料金については平成21年度以来の15年ぶり、また下水道使 用料については平成30年度以来5年ぶりの料金改定を行うにあたりその理由について伺う。、

・人口減少や節水意識の浸透等により、両事業とも年々収益が減少傾向にある。
・一方、水道事業は施設の老朽化が進み、下水道事業は普及段階にあるため、両事業とも施設整備を着実に進めていく必要があるが、水道事業は、今年度赤字予算を編成、下水道事業は、来年度から補てん財源不足が見込まれ、両事業とも経営を維持していくことが困難な状況にある。

・このため、経営審議会で、審議していただき、審議会からの答申を踏まえ、料金改定を行うものである。

 Q2 現在、様々な物価等が高騰している。特に日々の暮らしの中での水道料金値上げは家計に与える負担は余りにも大きい。今回の値上げは上・下水道セットである。このような時期に値上げをするにあたり、独立採算制の公営企業とは言え一般会計からの繰り入れも考えられたはずである。なぜ、この時期に改定する必要があるのか伺う。

 ・料金改定の時期については、両事業は、収益が年々減少傾向にある中、社会経済情勢の影響等により、特に、電気料金が高騰し、急激に経営が厳しい状況となった
・下水道事業は、普及段階にあるため、一般会計から経営支援を受けているが、本来、両事業とも独立採算性が原則で、引き続き、経営改善に取り組んでいくが、今後も経営を維持するためには、早期に経営基盤を強化する必要があり、市民等への周知期間も考慮して、改定時期を決定した。
・なお、水道料金は、厳しい市民生活等の状況を考慮し、令和6年7月、令和7年1月と、段階的に改定する。

Q3 今回の料金改定により、一般的な家庭では、どの程度値上げになるのか伺う。
↑冒頭に影響額明記

Q4  経営改善の取組として、収益確保のために、未納対応、納付方法の拡充や、下水道の接続率の向上に向けて、どのように取り組んでいるのか。

・収入確保の取組としては、日々の滞納整理業務に加え、夜間相談や休日臨戸徴収を実施し、滞納者それぞれの事情を勘案しながら納付指導を行っている。
・納付相談に応じない滞納者には、給水停止措置を講じ、収納率の向上に努めている。
・下水道事業の水洗化率向上の取組は、未接続世帯の戸別訪問等により接続をお願いしている。
・経済的な支援として、融資あっ旋と供用開始後3年以内に接続した場合、貸付金に伴う利子を市が全額負担する利子補給を行っているほか、新たに供用開始区域となった世帯には、下水道接続の案内を送付するとともに、広報紙やホームページ等を通じて、早期接続をお願いしている。

 

 Q5今後も、水道事業は施設の更新、下水道事業は普及促進等が必要だと思うが、現在の整備状況と、今後の計画について伺う。

 ・水道事業は令和4年度末の管路総延長に対する耐震化率は42.1%、配水池は85.9%の耐震化率。管路における経年化率は20.6%、設備は7.1%の経年化率。水道事業ビジョンの目標を、概ね達成しているが、今後も計画に基づき、事業を進めていく。
・下水道事業の現在の普及状況と、今後の計画は、人口普及率は、令和4年度末62.4%で、県平均よりも低いため、今後も、狩野川左岸処理区や狩野川流域西部処理区の人口が集中している地区を優先的に整備し、普及率の向上に努めていく。

 

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