山下ふみこオフィシャルブログ

2021.07.05

熱海の土石流 開発による「盛り土」

7/3の熱海の土砂災害は余りにも衝撃的で言葉が見つからない。しかし、昨今の山における開発行為やメガソ-ラー建設には疑問を抱いている。身近なところでは、丹那のメガソーラーの予定地は断層の真上に予定されていることで地元住民をはじめ、県知事までがその建設予定地には疑問を呈する事態に発展している。
丹那の小学校に通う保護者からSOSで半年以上にわたって関わってきたので、今回の熱海の土砂災害は他人事ではなかった。

7/4の朝9時に丹那のオラッチェに集合。そして、地質学者の塩坂先生、ドローン操縦の楊さん、県議、丹那の方々と熱海の伊豆山の現場に同行させていただきました。テレビで報道されているように、開発行為が今回の崩壊を招いたことを目の当たりにし言葉がありません。
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★★★塩坂先生の状況報告★★★
熱海市伊豆山の逢初川上流の、土石流の原因調査に行ってきました。
衛星写真で見ると山宮本宮の付近にメガソーラー・宅地造成地・廃棄物処分地の盛り土の地形改変地が見られました。現地には熱海方面からの進入は不可能と判断し、椿ラインを経由して神奈川県湯河原から泉地区の峠を越えて現地に入りました。崩壊地の入り口は熱海土木の担当者が安全管理上からクローズをしていました。
十分予測されたので、ドローンで撮影を試みました、YouTubeにその①その②で上げていますので参照してください。現地は2011年~2017年まで産業廃棄物が谷に埋め立てられ、その後盛り土地にそつてメガソーラーの進入路が作られました。
映像を見ると盛り土地の二か所が円弧すべりを起こしたのが分かります、さらに円弧滑りで不安定になったため、二次的な崩壊が発生しました。
崩地の底の赤色は地盤で、黒色は廃棄物です、白い筋は地下水の湧出を示しています。
メガソーラーの開発地は、全容をガスのため撮影できませんでしたが、尾根部の切土面であるため崩壊は見られませんでした、但しソーラーパネルをひきつめたため流失係数は1,0で土石流に表流水を供給したことは、否定できません。さらに崩壊地の放棄した宅地造成地からも盛り土地に表流水が流入しました。
これらが複合的に絡み合い大規模崩壊が発生したものと考えられます。
現地は標高400mで、5万㎥の盛り土が一気に流れ下りそのエネルギーは、高さ20mに及ぶえぐれたような谷地形からも想像できます。
近くの住民からのヒアリングで、「数回にわたり地鳴りのような音が聞こえた」ということか、何度かにわたって円弧滑りが発生したようです、下流の谷族を見ても川底が二段になっていることからもわかります。
最後に、このような悲しい事故が再び起きないためにも十分な調査と、原因解明が必須です。
被害にあわれたみなさっまに心からお見舞いを申し上げます。

2021.06.04

新型コロナワクチン接種の状況

今日も市民から多くの不安の声が届いています。
特に介護従事者の方から、現場での不安の声が上がっています。
コロナワクチン接種は法定受託事務なので、国の優先順位が示されています。その指示に従って地方自治体は進めているのですが、そこには緊急性を有する介護職員さんたちが漏れています。
しかし、国は
「市町村の判断により、一定の居宅サービス事業所 等及び訪問系サービス事業所等の従事者も含まれる」と市町の地域性も考慮するようにといっています。
現場の介護職の日々の重圧を考えると、大きな介護施設ばかりではない、在宅介護の職員(デイサービス、訪問介護)の方々に対しても優先してほしいと思います。
新型コロナワクチン接種についてのお知らせ
接種が受けられる時期 
希望する高齢者に、 7月末を念頭に各自治体が 2 回の接種を終えることができるよう、政府を挙げて取り組んでいます。
 ワクチンの供給や接種が進んでいきますので、今の時点で接種の予約が取れない方も、今後、順次接種いただくことができます。
※ 高齢者等が入所・居住する社会福祉施設 等(介護保険施設、居住系介護サービス、 高齢者が入所・居住する障害者施設・救護 施設等)において、利用者に直接接する職 員
(市町村の判断により、一定の居宅サービス事業所 等及び訪問系サービス事業所等の従事者も含まれる。
現在、63000人の予約枠を設けた中で、8割ぐらい埋まっていますが、まだ余裕があります。
ただ接種会場はキラメッセに限り。2回目接種は8月になってしまいます。
ただし、国は7月末までの高齢者接種の完了を進めているので、6月中旬ごろに、新たな接種会場の拡大等が検討されているようです。
クリニック等の個別接種も打診をしているようなので、この状況が実現されれば、高齢者にとっては近くのかかりつけ医での接種も可能になるかもしれません。
また、県が大型接種会場(富士山メッセ等)も予定されているようです。
国の状況を踏まえると、予約変更も前倒しになる可能性があります。
しばらく注視していただけますようにお願いいたします。。

2021.06.02

第2次の新型コロナワクチン接種の状況

https://www.city.numazu.shizuoka.jp/new_cov_vaccine/yoyaku.htm

第2回目のワクチン接種の予約受付状況
現在65歳以上の高齢者63,619人が対象です。
第2回目は56,000人分の予約確保がされていたようです。 現在の予約状況では、まだ6000人分ぐらいの空きがあり、コールセンターでの受付も繋がりやすい状況になっています。

因みに1回目の4/22のコールセンター予約
69,172件のダイヤル入電のうち予約受付は57件という事は0.08%の確率でほとんどつながらなかった状況です。
2回目の5/25は73,836件のうち615件の予約0.8%
5/26は1.8%、5/27は4.7%の予約受付では、電話での予約はほとんどつながらなかったといってもいいでしょう。

その間、市民の皆様からの問合せが市役所の代表電話にも集中し、代表電話が繋がりにくい状況で、日常業務にも支障がきたしていたと思います。

1回目の混乱を踏まえて、2回目の予約体制の変更が他の自治体は郵送による日時指定に切り替えたりして、高齢者の安心につながったと聞いています。

今後に向けて、この体制について検証する必要性があります。
これから、個別接種が始まり現役世代の接種が始まりますが、週日の接種はできにくい状況の中、国からの供給量は増えても、それに対応できる接種体制は、すでに限界が来ています。 この状況を考えただけでも更なる混乱は必至のような気がします。

しかし、今回のように一度決められた体制を変えられないのではなく、他の自治体が変えられたように、市民の声を聴き、市民目線でその都度改善できる体制、変える勇気をもってほしいと思います。

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