山下ふみこオフィシャルブログ

2013年05月

2013.05.31

我が家の犬たちモデルデビュー

 今日は朝からランドローバー車の撮影に我が家の愛犬たちがモデル犬で参加するため、長泉にある
桃沢公園で集合。ここは東名沼津インターから20分ぐらい走らせると、静かな山合いの中の整備
された公園。

撮影の合間もじっとしているノーマン。ポーズはとれるし、本当にモデル犬のよう。見てみて!

じっと出番を待つノーマン6歳。いいね、いいねぇ・・・お待たせしましたぁ~

ぼちぼち行くよ~ ううん、いいねいいね、うんうんその調子。まるでモデルさんを扱うよう・・・

どう、こんな感じかしら?本当にお利口です。

次ぎはどんなポーズ?そうそう、ちょっと片手を上げて~ぇ・・・何でもやっちゃうよ~!

今日は断然いい子でした・・・

ヴィーノの出番も少しあったけど、ノーマンの凛々しさには敵わない。二匹ともお疲れ様~

2013.05.28

全国フェミニスト議員連盟20周年

「めざそう!!202030」20周年記念セミナー

5月25日、全国フェミニスト議員連盟総会後、各政党・政治団体
の女性政策担当にジェンダー政策を聞くセミナーが催された。

クォーター制の導入によって、女性男性の意見を政治にくみ上げ、政治はもちろん
社会・経済・教育などのあらゆる分野にジェンダー視点で考える社会システムの実現
を目指し、長年運動を続けている全国フェミニスト議員連盟の20周年記念である。

ジェンダー問題に取り組んでいる地方自治体の女性議員が主な会員である。その方々が
全国から集まった。

今回は、各政党から日頃ジェンダー問題にも積極的に取り組んでくださっている国会の
女性議員の方々をはじめ、地方議員、区議会議員からの発表とそのあとに質疑応答で予定
時間をオーバーしての熱い議論が展開された。

出席された国会議員は民主党・大河原雅子、公明党・古屋範子、生活の党・はたともこ、
社会民主党・福島みずほ。緑の党・中山均新潟市議会議員、みんなの党・青木区議会議員 以上6名。

テーマは多彩で、子宮頸がんワクチンの副作用、憲法改正の動き、待機児童解消への取組み、
小選挙区制の問題、少子化対策、女性の社会進出、橋下問題などを熱く語っていただき、それぞれが
今最も話題になっているテーマであり、どれも興味深いものであった。

報告者の中の唯一の男性は「緑の党」共同代表の中山均新潟市議。「緑の党」は昨年設立したばかり
であるが、構成員の過半数は地方自治体の女性議員である。この7月の参議院選挙に初めて政党とし
て挑戦をする。

質疑応答では、会員からの鋭い質問に一瞬緊張が走ったり、笑いもあったりと終始活発な
議論が展開された。

ある会員から「クォーター制を政党の党則や内規にどう示されているのか、いないのか。」と
質された時、党則の中に示されていると発言したのは社民党だけ。緑の党は既に半数以上が女性
の構成員で成立しているこの2党だけだったのではなかろうか。

テーマにある「めざそう!202030」に向けたクォーター制の導入は、地方においても然りだが、
国会においても非常に遅れていることを改めて実感した。

現状は住民の過半数を占める女性の代表が議会に1割に過ぎないことは、やはり偏った政策に繋がる
ことを私は日頃の議員活動において実感している。男性偏重の政策に重点が置かれ、住民全体のニーズ
が考慮に入れられないことがあると思っている。

 そういう点からも1992年から全国フェミニスト議員連盟が掲げるクォーター制導入の運動はまだまだ
大きな課題を抱えている。

しかし、ここに集った会員の弛まぬエネルギーがある限り、攻防の最前線にいる地方自治体の私たち
女性の議員は、女性の人権が尊重される社会の実現にむけて、時々へこんでしまう議員活動にこの総会
を通じて希望と勇気をもてたことは私自身の大きな成果であったと思う。

2013.05.27

香貫山の貯水タンクの老朽化?

香貫山の頂上にある水道水の貯水タンクからの水漏れがひどいという市民からの連絡を受ける。
既にこの状況は2週間前には起きていたようで、当初、市役所に連絡をしたようだが、何も音沙
汰がなかったと聞く。

そして先週、再度連絡をし、水曜日に水を引き上げるセンサーの故障と言うことで応急処置を施した
という連絡を担当課から受けたが、今もってその状況が改善されないという市民からの連絡が入り、
さっそくその現場に足を運ぶ。

山の頂上にある貯水タンク。そこからゴウゴウオと滝のように水が溢れ出ている。

配管の口径は直径15センチはあるだろうか。そこからオーバーフローした水道水が勢いよく出ている。

その水はそのまま山に放出されている。

この状況がセンサーの故障で許容量以上に吸い上げられ、オーバーフローを起こしているらしい。
この状況が少なくとも2週間は続いているわけで、たとえ断続的であったとしても、この水量は一体
どのくらい流れ出てしまっているのだろうか。

山に登ってくる人からは、「こんな状況があって、水道料金を上げられては堪らない。なぜこの状況に
すぐ対応しないのか。」と怒りの声。

応急処置のまま既に数日が経過している。業者に依頼するため時間がかかるにしても、この状況は緊急時
とは思わないのだろうか。

市民が気づいてから、既に2週間以上経過しているわけだから、山への影響は本当に大丈夫なのだろうか。

当初、西斜面には山肌を伝って水が流れ出ている状況が続き、その原因が何故か判らなかったという。
普段、水が流れているところではない山肌から水が流れている状況は貯水タンクと関わりがあったの
だろう。

なぜ、役所はすぐ対応ができなかったのだろうか。

市民が市役所に連絡をしてもそれに対する回答がないというのは、市民から良く聞くが、私が日頃感
じるのは、役所全般と言うよりも、担当課によってその対応は大きく違うという現実は確かにある。
(それとも議員によって対応が違うのかも?)

この状況は市民に益々不信感をもたらすわけだから、なんとか改善していかなければならないのは
当然のことだが、とにかくこの貯水タンクの問題は何とかしなくては山が危ない。

2013.05.21

香貫山影奉仕の活動

 香貫山のゴミ拾い活動が5年目に入り、ゴミが格段に少なくなった中で次の展開を模索していた。

NPOサプライズの影奉仕活動のゴミ拾いでは、今、伊豆総合高校や三島南高校の生徒会が中心に
なって活動をし、今後、伊豆箱根鉄道沿線の高校にも呼びかけを行っていこうとしている。

其のゴミ拾いに参加して色々気づかされ、次の香貫山の影奉仕活動の展開として、高校生が参加し
てもらえる活動に繋がっていければと思っていた。

そして今回、多くの方の協力を得て、沼津工業高校と合同のゴミ拾い活動が実現した。そして、学校
の協力を得、今後もボランティア活動の一環として一緒に清掃活動をしていけることになる。

18日(土) 9:00に香陵台に集合

今回は沼工生徒会が主体の生徒13名+先生2名 私たちは19名で総勢34名の参加。久々に高校生を迎え、
私たちは何となく嬉しい。

最近は活動の成果が出て、ゴミの数が減り、不法投棄も少なくなった。今回、嬉しいことに周辺に
ゴミがないということで、頂上の展望台までゴミ袋持って上がる。

数班に各担当を分けて活動を始める。

生徒たちはとても素直で、大人たちもつい張り切ってしまう。

女子は水飲み場の周辺やトイレ周りを。

  悪戦苦闘しながらもゴミを

掃き出す。

1時間の作業を終えてみんな笑顔で「ハイ、チーズ!

次回は6月の第3土曜日 9:00から南側のゴルフ場に集合。

みなさん、本当にお疲れさまでしたぁ~

2013.05.12

Dr.森島久代氏と杜蔭同窓会

毎年、 西高卒業生の杜蔭同窓会が行われる。今日(母の日)、ホテルキャッスルで560名余の卒業
生で会場はあふれんばかりである。

そのうち傘寿(80歳)は29名、喜寿(77名)は39名のOBの方々も、お元気に参加されています。

25年度、新会長のご挨拶で開会

そして今日は何よりも、西高卒業で日本人女性として初めてアメリカで医学部教授になった森島久代
先生のお話を伺うことを大変楽しみにしていた。

 

(平成24年春の叙勲受章者に、ニューヨーク州在住日本人の森島久代コロンビア大学医学部名誉教授
に対して、医学分野における日米交流における功労から瑞宝中綬章が授与された。)

  先生の父上

森島先生の幼少期のころから現在に至るまでを歴史的な背景も含めてお話をされた。

小さな時から、お医者様になると言っていたという。

1959年、森島先生はアメリカにわたり、コロンビア大学麻酔科アパガー教授との出会い。
そして森島先生は産科麻酔領域普及への貢献に今まで費やしてきている。

当時、アパガー教授は森島さんに「私の時代、そして最前線にある今のあなたも、男性優位の医学
社会を生きてきました。ですから認められるには、私たちは男性より優れていなければならない運命
にあります。この不公平はあなたの娘たちの時代になるまで改善されないでしょう」と言ったそうです。

そしてそれは日本の社会では未だに取り上げられなければならない問題であるということ。

当時、医師としてやっていくには男性より優れていなければ認められない社会であり、それゆえに非
常にご苦労されただろうし、それは言葉では言い尽くせないものであったことは想像に難くない。

自分自身の能力を疑い挫折しそうになるたびに、「貴女ならできる」と言うアプガー教授の言葉が常
に励ましてくれたという。

日本ではどうであろうか?

未だにその状況が現実として立ちはだかっている。例えば、議員は給与においては男女の差はないが、
現実、沼津市議会は女性議員が1割(28名中3人)しかいない状況の中で、議員活動において全く平等
であるかと言うとそうではないと感じている。

森島先生が仰るように、同じ状況の中で女性が認められるには、男性より優れていなければならない
という言葉には重みがある。

当時の女性に対する社会的評価は、今以上に相当ご苦労されたに違いないし、そのパイオニアでもある
立場として、今の日本において、その状況は未だ問題があると感じておられるようです。

今日は先生の歩まれてきた人生に少しでも同じ空間の中で触れることができ、またその偉大な方が同窓生
であることに誇りと勇気を頂いた。

今日はお願いをして、少しの時間お話をさせて頂く。そして最後に先生は私をハグしてくださったことは
I never forget

先生の生き方は「如何なる困難に遭遇しようとも前向きの姿勢で、自分自身が選択した道に
誇りと情熱を抱き、それに専念する強い意志を失わないこと」 

そういう強い志を持った人に私もなりたい。

2013.05.09

あしたか太陽の丘に行って思うこと

 北口にある複合商業施設「BiVi沼津」で昨年11月に視覚障害者、知的障害者、市民ボランティアも
参加して火災避難訓練を行った。

この時に、初めてViBiで障害の方と一緒の避難訓練に対して、静岡県も沼津市もそのマニュアルは
なく、全国的にも個々での避難訓練はおこなわれているが、参考になるべきものが見当たらず、結
局現場サイドで何度も話し合いを行い何とか訓練を終了。

そして、今回も年2回の大型商業施設に課せられている消防訓練の時期が来る。

前回の反省を踏まえ、障害者と共に避難訓練を重ねていくことで、そのノウハウを地域に発信してい
きたいというBIVIの考えに賛同して、市民ボランティアとして協力する。

今年も視覚特別支援学校や各施設の方にも声をかけ、もっと広く参加していただけるようにしていこ
うといくつかの障害者施設を抱えている「あしたか太陽の丘」を訪問する。

敷地面積は30,000坪、運動場や農地も10000坪と広大な敷地の中に5つの施設が、それぞれの役割
の中で障害者の自立生活や社会自立をするための訓練等を行っている。

その一つに就労継続支援B型事業所「クリエート太陽」がある。そこは木工品や焼き菓子のマドレーヌ
を作ったり、洗車まで行っている処である。

ヒノキ間伐材を利用して、小さなグッズからテーブル何でも相談にも応じてくれるという。
作業は鑢をかけ、本当に丁寧な仕事ぶりである。

作業所の隣には販売所があり、たくさんのヒノキ製品を展示販売している。

写真のテーブルは17000円、長椅子は10000円等。ヒノキ材なのでどっしりしているし、
重厚感もある。

こんない可愛い動物マグネット、1ケ・100円

洗車もどんな車でも持ち込んでくれれば、ワックスも含めて1000円。でも知らなかった、
ここに洗車サービスがあったなんて。

施設はリニューアルされて、本当に明るく、職員さんたちはもっとおおらかで明るく、以前訪れた時より
随分変わったような気がする。

日ごろの苦労も笑い飛ばしながらお話をしてくださるので、こちらもリラックスして色々質問をすること
ができる。この施設の工賃は15000円/月ぐらいとか・・・

手作り品は時間がかかるが、手間賃にもならない現実がある。日頃、私が思っていることだが、どこの施設
も同じように、製品は作れても販売や営業力がなく、製品自体が安価にならざる得ない。
しかし一般の消費者は安いから買う時代はすでに終わっている。

帽子デザイナーの私の経験からも、やはお客様は丁寧な縫製だからと言って買う人はいなく、
やはりデザインを重視する。only oneを目指すべきだと思うが、その人材も財政的に確保できない。

それも施設側の方は分かっているのだが、その方々が何もかもやるには限界がある。

その問題を解消するために今立ち上がろうとしているグループが沼津にもある。それぞれの施設で作った
ものを、プロのボランティアの手を通して一つのブランドとして間もなく出てくるだろう。

インターネットでの販売も手掛けるという若い人たちの発想と行動力,そして自分たちが楽しく
かかわりながら、社会貢献に繋がっていくという行動は本当に羨ましいと思っている。

 

2月末に丸の内ビルの雑貨店で開催していた工房「集」のテキスタイルアート展。

これも埼玉の社会福祉施設で工房“集”の織物工芸作家たち(障がい者さんたち)の作品として丸の
内のあるショップで展示販売していた時のチラシ。

「個性あふれる作家たちが織りなす、研ぎ澄まされた感覚と春風のような軽やかさを併せ持ったスト
ールやバッグ、ポーチの数々、すべて1点物の作品たちが日常の空間を彩ることで、そこに豊かな時
間があふれることを願っています。」とお誘いのハガキには書かれている。

会場には春風は運んできたような作品ばかりで、思わず手にとっては羽織たくなる。織物作家として
一時、ライフプランを立てようとしたこともある私としては衝撃的であった。

こんな作品を障害を持った人たちとコラボできたらと思っているのだが・・・

 ところで、本来目的の避難訓練参加の要請に対しては、施設側も前向きに検討してくださるというこ
とで、その状況も踏まえて、地区管轄の北消防署へ向かう。

2013.05.08

久連海水浴場と下水処理場

5月5日「子どもの日」 我が家にも二人の子どもがちょうどステイしていたので、3日に海上から
視察した秘密の海水浴場を訪ねることにした。

その一つがここ。しかしここは天然ビーチかと思っていたら実は・・・

さっそくビーチにシートを敷き、お喋りしたり、本を読んだり、ランチしたりしての~んびり。
普段、お互い離れているためこういう時間を大事にしたい。

ここは久連の下水道処理施設が隣接している海水浴場で、天然ビーチではないと地元の方から聞く。
処理施設を建てるために海を埋め立てて、もともとあったビーチは埋め立ててしまったという。

この浄化センターは沼津市が昭和44年に下水道条例ができて、その第1号が久連地区にできたもの。
昭和54年供用開始。この地区の108世帯全部が水洗化済みになった。

この施設建設のために埋め立てをし、当時、この建物のところまで広がっていたビーチは埋め立てら
れてしまったのだという。

H22年度末の沼津市の下水道普及率54%で、静岡県普及率58.7%、全国普及率75.1%と言うように、
県下でも最低水準。これからが市の中心部に向けて下水道整備をしていかなければならず、他の自治体
とは整備の進め方が逆だと言ってもいいだろう。。

今後、都市計画区域の整備が終了するには、後26年間、事業費690億円、普及率は94%になるとこの2月
議会での市長答弁。

市長はこの2月議会でさらに、「下水道処理場は人口密集地でないところに建設をすると反対が
少ないから。そうすると、人口密集地に来るまでにはくたびれちゃう。今後は投資効果が高いところから
優先的にやる」と答弁。

市長のいうように、今まで投資効果が少ないところから整備をしたために既にくたびれてしまい、
人口減少、高齢化と加速し、この社会現象は当時は誰も予想し得なかったわけで、
今では社会保障費の増加に対して、税収不足が加速し、インフラ整備をしていくには厳しい財政事情。

これから投資効果が高いところから整備すると言っても、市長の言うようにすでに(財源的に)
くたびれてしまったんでしょうねぇ~

それで、下水道料金を上げるなんて状況を簡単に許していいんでしょうか?(2月の下水道会計で市長選挙が
終わったんだから、値上げするにはチャンス」と発言した議員がいたが・・・)

やりやすいところから整備をしてきたツケが、これから市民の負担となってやってくるということ。それに
対して、行政も議員も反省しないで値上げってどういうことなのか???

作ってしまったものに対して、いまさら~。でも誰かが言い続けないとダメなんだと思う。

反対することは生産的ではなく、何でも反対している人がいるから、沼津市が発展しないと言う人もいる
けれど、それは大きな誤解。

当局が出してきた議案が今まで反対されて否決されたことなんて一度もない。
今までこうして進められてきた政策はすべて議会の議決を経て執行された結果なんだから。

2月議会時に、「未来の風さんは鉄道高架だけ反対していればいいんでしょっ」と言った部長がいたけど、
これが市役所自体の認識だとしたら沼津市の未来は救われない。

最後にこの海水浴場の隣には久連神社がある。

この神社の社叢は照葉樹で占められ、市の指定天然記念物であり、暖地性の植物が40数種
(モッコクやウバメガシの巨木など)、自然生態を最もよくとどめている樹林として貴重なものだという。

境内は掃き清めら、地元の方が大事にしている様子が窺われる。

その先の長井崎中学校には、ミカン畑が広がり、眼下にヨットハーバーが見え、駿河湾が一望できる
ビュースポットがいくつもある。

美しい!

2013.05.05

美しい沼津の海と富士山

駿河湾には富士山がよく似合う。青い空とエメラルドグリーンの海原と富士山。こんなコントラストの
景観を一堂に会することができるのは、沼津の抱える62キロという長い海岸線があるからこそ。

5月3日、静浦港~出港し、海から沼津市をみる今までとは全く違う視点からの機会を得る。

空は青く澄み、海は穏やかで、雲間から少しだけ富士山を垣間見ながら、改めて沼津の海岸線の
美しさとその抱える問題の深刻さを認識させられる。

この海の透明度と美しい景観に思わず息をのむ。

小さな天然ビーチがあちらこちらに点在している。

家族連れや恋人たちに適したビーチ、マリンスポーツに適したビーチなど、その自然の景観で
あらゆるセッティングが楽しめそう。

この天然のビーチのすぐそばには「らららサンビーチ」という人工ビーチがある。

1991年に国の第5次海岸事業5カ年計画の乗って、翌年から平沢から事業整備着手し、1996年には
第6次海岸事業7カ年計画に移行し、西浦漁港海岸環境整備事業の一環として人工ビーチの整備計画
を行う。

海岸環境整備事業の総額は約30億円(H4~24)。

国・県が各9.5億円、起債(借金)8.5憶円、現金1億円。沼津市の負担はおよそ10億円になる。
またここにはダイビング施設の計画もある。

この人工ビーチのすぐそばには養殖場がある。

この近海には日本の最北限に生息すると言われていた貴重な「エダミドリイシサンゴ」の群落が
あったのだが、その群落は水温の低下により崩壊され、その一部が残るだけとなっている。

しかし、実はその原因は海岸整備事業のために、微細な土粒子がサンゴに堆積し、サンゴにとって
必要な受光環境を阻害し、生育環境を悪化させたのが主な要因だという説もある。

本来の整備事業の目的の一つには、サンゴを公開して集客を図り、フィシャーマンズワーフの要素も
計画にはあったようだが、自らその可能性を断ってしまったということになろうか。

観光産業と自然環境の保全、地域振興は、まずはその地域の自然環境の保全に配慮することが前提で
あると思う。

確かに自然環境保全しながら、海域の適切な資源管理の仕組みや観光利用についてのルール作りが必要
なのは言うまでもないことである。

今回は視察の一部について書いたが、これ以上に多くの問題点と可能性を秘めている状況を認識したこと
により、また新たな課題と取り組む方向性をもらったように思う。

それにしても美しい沼津の海を目の当たりにして素直に嬉しかった。

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