山下ふみこオフィシャルブログ

2013年08月

2013.08.19

第46回香貫山影奉仕

 月に1回の香貫山清掃を18日(日)9:00~行う。今回は沼工・沼商、そしてボランティアの方々で
総勢21人。

今回は緑地公園課で鎌10本、熊手5本等を借り、合わせて鎌20本。

今回初めて、学生全員に鎌を使って草刈りをしてもらう。

初体験の人がほとんどでどうなるのかと心配したが、事前の注意事項と共に、各々慣れた人が一緒
についてスタートをした。

トイレ清掃と東側山道、ハイキングコース2か所の入り口を整備。

夏の間も登山者が多く、やはり山に入ってくる方が大変だからと、毎日、山道の草刈をして下さって
いる方も今日は一緒に。

最後の仕上げは竹ぼうきで一斉に掃いて終了。

生徒たちは、回を重ねるたびに、自分が何をすべきなのか、当初とは格段に動きが違っている。

最初のころは、何をしたらいいのか、すべて指示待ちの学生に対して、どう説明や注意をしたらいい
のか、私たちも試行錯誤の中でやってきた。

事前の下見や準備も今まで以上に注意を払い、傷害保険もかけて、安心してみんなが作業ができる
環境作りを心掛けるようにもなる。

終わりの反省会では、鎌は初めて使うが、もっとうまくなるようにしたいと前向きな感想。また、普段こ
の山にお世話になっているので、自分のできることで、ほんの少しだけど恩返しのつもり、そんな思いで
やっていると言う方も。

全員怪我もなく、無事終了できて良かったです。毎回、付き添いの先生には感謝します。お疲れ様でした~

ほ~ら、見違えるほどすっきりしたでしょう!お疲れ様でした。

  いつの間にか、こんな立札も・・・

2013.08.12

オープンガバメントって?

 改革実践講座「リーダー研修」に参加。講師は流山市議の松野豊氏

地方議員10人が参加して「議会の情報マネジメントとは?」 ダイアログを通してその取り組み
について話し合う。それはお互いの自治体の状況を知ることにもなり、、本当に勉強になる。
せま~い事務所の中で、議論を交わす環境はなかなかいいです。

近頃メディアでもよく言われている「オープンガバメント・ガバメント2.0・オープンデーター・
ビッグデーター」   これっていったい何?

 ≪オープンガバメント≫とは?  民主主義の新次元をICTによって実現する。

1・透明原則 2・参加原則 3・協働原則 を基本に、行政府の見える化によって市民参加が促
進されていくというもの。これからはガバメント(統治)からガバナンス(共治)の段階を経て、
ICTを利用したオープンガバメントを目指す。

≪オープンデーター≫とは?  公的機関が保有している情報のうち、だれもが利活用できる
データを公開すること。

公開されたデーターを利用したアプリによって、地域の課題が共有され、新しいガバナンスが
広がっていく。

これからの政治のあり方、次世代へのコミュニケーションは、国も地方もオープンガバメントに
取り組む姿勢が問われる。これからの社会はICT、つまり情報をオープンにして議論をしていく
ことが求められている。

今、地方の自治体においてもすでにその取り組みが始まっている。

情報(データー)を庁舎内の閉じた形での利活用の時代は終わり、社会全般に利活用
することができる環境を整備するため、総務省も「オープンデータ戦略」を推進している。

 ≪ガバメント2.0≫とは?IT技術を駆使して、市民の英知を行政に取り込むこと。

提唱者 ティム・オライリーさん


「そもそも社会を作るのは市民です。
よりよい社会を作れるかどうかは市民の選択にかかっています。
しかし今の行政と市民との関係は、自動販売機のようなものです。
税金を入れるとサービスが出てくる。
これでは不満があっても、市民は自動販売機を揺らすくらいしかできません。
しかし最新の技術を使えば、市民は行政に声を届けることができ、行政と協力して、社会を
変えることが可能になるのです。」

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3326_all.html

例えば、問題のある場所をスマートフォンで写真を撮影し、アプリで送信。
その情報は瞬時に市役所に送られ、市の担当者は、パソコン上で写真と詳しい住所を確認。

その問題の場所にいち早く駆けつける。電話で受け付けるよりも人手も時間もかからず、
解決することができる。それは行政の効率化につながる。

つまり、行政の持っているデーターをオープン化し、それを利活用する環境を整備すること
が求められている。

これからはデーターのオープン化による行政の透明性、これができないと、行政に対する住民
の信頼性は薄れ、官民協働の推進は遅れる。

そうなると、行政の効率化は停滞し、地域の経済活性化にも影響を及ぼすことになるでしょう。

私は担当部署に資料の提示を求めると、他の議員に渡していないものは、情報開示請求しなけれ
ば渡せないと言われることがある。

しかし、この認識しか持ち合わせていない職員がいては、このような自治体は取り残されてしま
うだろうと、危機感を持たずにはいられない。

ICTによる行政と市民の関係の変革が既に始まっていた・・・

アプリを使って≪コーディングでより良い政府を作る≫その取り組み



http://www.ted.com/talks/lang/ja/jennifer_pahlka_coding_a_better_government.html


その取り組みの例

WHERE DOES MY MONEY GO? ~税金はどこへ行った?~

2013.08.06

下水道使用料値上げの検討 NO4

第4回 沼津市水道料金、下水道使用料等審議会が8/5に行われた。(審議会委員出席12名/全14名)

審議会は今回で大詰めの集大成。つまり、どのくらい値上げをすればいいのかという委員一人ひとり
の意見を伺う最後の審議である。

県下で最も安い水道・下水道料金だったはずの沼津市のその台所事情は火の車であった。

2010年に水道料金の値上げをするときに、これについては下水道料金には連動しないということを
担当課は答えている。

しかし、その時はすでに下水道料金は、維持管理に関する累積赤字は膨らみ、貯金も底をつき、運営
すればするほど赤字は膨らみ、借金は利息も含めると500億円以上に及んでいた。

この状況は一般会計(総務・民生・衛生・農林・商工・土木・消防・教育)の借金約720億円に肩を
並べるほどの額である。

そして、18年間も値上をしてこなかった理由の一つに、昨年の9月議会で料金改定の指摘を受け、今回
に至っているという。しかし、18年間も値上をせずに赤字を膨らましてきたことに議会の責任は重い。

審議委員は14名、そのうち女性は3名 日々の生活をやり繰りをする主婦の台所に正に直結する下水道の
値上げ審議に、女性委員が2割と言うのも残念なこと。

そして、今回の値上げ審議に関しても、当局の示した値上率に関して、「1案(改定率52%)or2案(40%)
どちらが適正でしょうか?」と実質的には投げかけている。

4回の審議会のうち私は3回傍聴させてもらったが、確かに委員たちは担当課の説明に対して、一生懸命理解
をし、議論を尽くそうと思っている姿勢はうかがえる。

そして、担当課も資料の全てを提出し、なんとか議論が深まるような体制を作っている。

しかし、しかしである。抜本的な赤字解消に繋がっていかないのが、今回の下水道の値上げである。

維持管理に関する累積赤字を5年10年先には解消していきたいというだけのものである。これで、今までの
借金が解決していくというものではない。(当局にはこの点を何度も指摘し、せっかくの機会であるから、
もっと抜本的な議論に深めるべきだと要請はしたのだが・・・)

当局の示した資料:維持管理に関する累積赤字が、値上をすることで段階的に改善していくというもの。

(up side down)見やすくするためにグラフをひっくり返してみる。

青ライン1案(52%の値上げ)・赤2案(39.6%値上げ)

1案は平成30年に維持管理の累積赤字は解消。2案は10年後には解消されるだろうというもの。

結果として、審議会の出した値上げの改定率は1案ではなく2案を選択。問題の抜本的な解決には
至らないが、これからは5年ごとに見直しをしていくことを前提にした案をまとめる方向。

この案を我が家の下水道料金で算定してみる。

現在55m3で4,155円。40%の値上げになるとすると5,805円。年間で9900円増額になる。

つまり下水道料金は年間24930円→34,830円の使用料になる。そして、また5年後には料金の改正
になる。

あくまでも案ではあるが、住民にとって大きな負担に繋がってくる。

ある委員の意見

「維持管理だけの収支を±0にしなければならないという状況は、健全な財政運営を考えた時、これ
でいいのかと言う思いがある。想定外(災害等)を全然考えていない(この値上げ審議)、これでは
突発的な災害に応えられない。

しかし、経営で一番大事なのは「お客様の考え」、これを重視すると、健全経営とは違う視点での
見直しになってしまう・・・定期的な見直し(5年毎)は、今後必要であり、上げるべき時期は本来
はもっと前にあった・・・」      

私もそう思っている。

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下水道計画の歴史は余りにも深く、その時々の市長の政策方針で変遷をしてきたのだろう。
そこを顧みずして、議会も当局も反省には至らないように思う。

しかし、この下水道事業の現実を少なくても14名の委員は受け止めたと思いたい。

全国的に深刻さを増している公共施設のアセット問題。

ハコモノ、上下水道・橋梁・道路等のインフラ、プラント施設の老朽化は深刻である。しかし、
その問題さえ、沼津市はまだ全体的な取り組みにかかっていない。

今やっと下水道問題が議論の俎上にのったこの現実をどう受け止めるべきか。

2013.08.05

「職員の主体性を引き出す経営」シンポジウム

  8/2 早稲田大学でマニフェスト研究所主催 「職員の主体性を引き出す経営」に参加。

対象は自治体の変革に課題認識と行動意欲を持つ人とあるが、、参加者の多くは自治体職員で
全国から集まってきていた。

  早稲田のキャンパス

  ・北川正恭(早稲田大学マニフェスト研究所所長)「地域主権時代に向けた人材革新」

  ・立谷秀清・相馬市長「職員の自立意識と地方政府論」  

        

・佐賀県庁の円城寺氏や相馬市の職員の取組み報告 等々

日頃、私が当局とのやり取り、そして市民に対する市役所のあり方に合点がいかない多くのことに、
元知事や市長、また職員の方々の其々の立場からの率直な意見・体験報告は衝撃的であった。

一度はその関係作りに成功しながらも、なぜか挫折し、またそこから這い上がり周囲の共感を呼ん
でいくその取り組みの根底にはポジティブシンキングがある。

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今までの役所のやり方、古い体質の親方日の丸症候群や上からの仕事をただやっている思考停止
症候群では、地方分権の進む中で自治体は成り立たなくなってくるという。

今以上に自治体に求められていることは大きくなり、それは住民の命にも関わってくる。

トップは人を生かす経営つまり職員が頑張れる土台づくりさえすれば、あとは職員自らが運営してい
く体制ができているという相馬市。そこに至るまでの市長の話や相馬市職員の報告には、仕事を休
んで自費で応援に駆けつけた同僚職員が何人もいたのには驚く。

  相馬市

職員の意識変化が必要で、それには一人ひとりの意識が変わらないとだめ。しかし、やらされ感の
中で成果を出してもその時だけに終わってしまう。

何の為に仕事(テーマ)を与えられたのか、自分が納得して行動しなければ、人にも共感してもらえない。
行動することによって、組織って、人って、どうしたらありたい姿になるのだろうか、どんな時に笑顔に
なるのだろうかと考えることができなければだめ。

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この図↑を見てもわかる様に、組織の中で優秀なリーダーを1人作れば短時間で成果を上げること
ができる。

しかし、みんなで一緒に取り組み成果を出すことは、まず組織をまとめていくにも時間がかかり成果
を出すにも時間を要する。

この一歩が少しずつだが古い組織や体質を変えていき、5年後10年後には全く違う組織に生まれ変
われる。(パーキンソンの法則)

相馬市職員たちがこの人材マネジメントに参加したことで、自分たちが勇気を持って一歩前に出るこ
とで周りが変わり、其々の職場で住民に喜んでもらえる仕事を目指して取り組んでいるという。

より良き姿をまずは自分が率先していく、そしてみんなで常にダイアログしながら進めていく取り組み
を聞きながら、職員も市長も議員も目指すところは同じだが、やり方の違いでどんどんかけ離れてい
くこともある。

(今の私はちょうどその状況である。)

しかし、相馬市や佐賀市の若手職員(30代)の取り組みを聞きながら、こういう若い職員の熱い思い
を直接聞くことで、これからのヒントと勇気をもらったような気がする。

是非職員にもこのような研修を受けてもらいたい。少なくても3人から始めることがいいという。

2013.08.01

市役所1階フロアが変わる!

今日は自分の健康診査の受信のことで窓口に行く。

驚いたことに、その課に入った途端に、係の職員が駆けつけて、「どういう用件でしょうか?」 
「あの~健康診断の件で・・・」  「それではこちらにどうぞ。」と案内された椅子に座ると、
すぐに対応をしてくれる。

ありえないはずのことが、今、目の前に展開している。

どの課に行っても、カウンター越しにしばらく立っていないと、係の職員が来てくれず、声をかけて、
初めて気がついたというような様子で対応されることのほうが多かったように思う。

その課ってどこだと思いますか?

しばらく、待合のいすに座って様子を見ていると、誰に対してもいち早くカウンター
越しではなく、カウンターから出てきて、案内をしている。座っている方には、視線
を同じくするために身をかがめて応対をしている。

「こんな光景見たことない!やるじゃん~」職員もきびきびして、何か明るい雰囲気
に変わっていたのは何故??? 

この応対がどこの課でも普通になってくれたら、市民にとって市役所はもっと身近に
感じてくれるはずなのに・・・

障害者施設の販売所「パイン」が地下から1階に移転し、今日からオープン。

通路に面しているので、多くの市民の目にも触れ、ちょっと立ち寄ってみたくなる。
それにパンやマドレーヌは安くて美味しい。

飲み物も販売しているので、ちょっと腰をかけられるところがあると、子どもや赤ちゃん
連れのお母さん、高齢者の方にはもっと優しい空間になるのになぁ~

何故壁(間仕切り)を作ったのだろう??

折角のオープンスペースなんだから、本当に市民のために有効に活用したい。「パイン」の隣の壁を
外せば、資料を見ながらcafeできるし、そもそも図書館じゃないんだから間仕切りがいるの?最近は
図書館にスタバが入ったり、市役所にコンビニが入っている時代なんだし。

オープンだったらもっと使い勝手がいいはずなのにもったいない。

でも、まずは暫定的ではあっても、ここに移動したことにより、また新しい発見や利活用の道が開け
ていくことを期待したい。

是非お立ち寄りください。そしてどんどん、みなさんのご意見を市役所に伝えてください。

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