山下ふみこオフィシャルブログ

2014.09.06

議員の録画映像オープン

 この9月定例会の一般質問から、自分の一般質問をした画像を議会事務局ら提供してもらうことになった。

こんなことも今まで出来ず、沼津市役所のHPに議会の録画中継されているにもかかわらず、自分の映像をもらうことができなかった。

その理由
1・改ざんされるから 2・画像を切り取るには時間と経費がかかる
という2点であったように思う。

私のHPに自分の一般質問の映像をアップしたいと言う申し入れを議長にしてから、数週間後の9/4に回答が出された。9月定例会から本人の質問している部分だけ、希望する議員がUSBを持参すれば提供するという。

録画映像提供の申し入れは3年前ぐらいしたことがある。その時は議会事務局に、映像権の問題ということで実現できなかった経緯がある。
今回、議長に申し入れをして実現をしたわけだが、この対応も議会事務局の考えもあり、実現するまでには多くの課題とやりとりがあったと聞いている。

しかし、会議が常に住民の目に公開され、緊張感を持って当局と対峙している様子を映像でみられることは大事なこと。
最近は議会や議員の質が問われる中、「議会の見える化を目指し、多くの自治体が、Ustream中継やU-tubeで簡単に見られるようになっている。

沼津市のHPの画像はMac やyahoo 、googleの検索からはみることができない。現状は誰にも簡単にみられるというわけではなく、非常に不便である。

8/6,7に開催された第9回全国市議会議長会の研究フォーラムにおいても、「地方議会のあり方」がテーマの一つであったと言う。

そこでも議会の役割が大きく変わろうとしている状況、また変わらざる得ない時代になり、議会の最も重要な役割として、住民の合意形成を得るためにも、議会の透明化とそのプロセスを可視化することだと言っている。

議員の研鑽はもちろんだが、先進的な取り組みをしている地方の議会は、その陰には議会事務局の貢献が大きいと聞く。

また、「議会はまとまれば強い、またまとまらなければとても弱い。」議員の集合としての存在から、議会として意見集約をし、1つの組織として議会力を発揮しなければならない時代になっているにもかかわらず、我が議会や議会事務局はどうなんだろう。

ちなみに議会映像配信システム賃借料は月額129,675円。年額1,556,100円。リース期間は5年間。
私が所属している全国の政策自治体議員の会議をするときに、Ustream中継をすることがあるが、それは経費がかかるわけではないし、もっと合理的である。

流山市議会の議会映像配信システム賃貸借を見ると、25年度の契約金額は月額68,145円とある。
もちろん、インターネットを利用した会議録の公開については、会議録と議会映像を同一業者にしなければならないが、それにしても、映像提供の問題以上に、契約状況や配信システムにおいて課題はありそうだ。

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