山下ふみこオフィシャルブログ

2014.12.11

香貫山・香陵台公園遊具の老朽化対策

 香貫山にある香陵台公園の滑り台。半世紀以上前からある滑り台が、老朽化のために取り壊され、新しい滑り台が移設されることになった。
計画では、移設する場所が景色を展望する周辺を予定していたために反対の意見があがった。
そこで、緑地公園課に設置場所の見直しを要求し、新たな移設場所が決まったが、実はそこにも問題が発生。

問題点:国交省は遊具の老朽化対策を進めるにあたり、取り壊し&新設セットが補助対象事業なために、個々での修繕対策がしにくい状況があるのではないか。

26年度予算書を見ると公園施設長寿命化計画事業費が4100万円とある。
その中で3公園の老朽化遊具の新設計画(1177万円)があり、滑り台もその計画の一つ。建て壊し・設置費に250万円。既に事業者も遊具も入札済みだという。

その財源構成: 国の補助金50%+市債45%+一般財源5%

問題点
1)計画の移設場所は安全確保のためのスペースをとるのに、木を移設しなければならない。
2)今回の遊具の老朽化対策は、香陵台公園のビジョンがあってこそ移設計画も進められると思うが、単年度ごとの計画のため全体ビジョンが見えにくく、その場しのぎの計画に陥りやすい。
3)新設をせずに既存の滑り台で老朽化対策ができないのか、補助金ありきの計画になっていないか。
4)国からの補助金がなくても市負担分で修繕費が賄えないのか、その試算はしたのか。

多くの疑問が市民から出されたが、その疑問に答えられていないために、話し合いは継続中。

香貫山の清掃活動をしている影奉仕のメンバーと緑地公園課職員とで公園整備ついても話し合う。

雨の日以外、毎日無休でオープンしている。この山に登って来る人の憩いの場所。そこにはいつもにこやかに迎えてくれる茶屋の杉本さんがいる。

現地の状況を職員と一緒に見て回り,其々の考え方の相違についてお互いが理解を深めたように思う。
手間は若干かかると思うが、このような経緯を踏まえることで、双方が納得できる着地点を見いだすことができればいいと思う。

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