山下ふみこオフィシャルブログ
2014.12.13
財政見通しと高架事業等の実現可能性について NO1
12/4(木)私の一般質問の順番は一番。
傍聴に来て頂くにも、順番の時間が予測できないと、なかなかお知らせをしにくいものです。折角来て頂いても、今回のように翌日になってしまうこともあります。近隣市の場合、質問と答弁で1人1時間に区切っているので、傍聴時間の目安がつきやすく、傍聴者配慮の議会運営になっています。
今回の私の一般質問は、やはり財政問題 !
前回は一般財源について議論させてもらったが、今回は何と言っても「特定財源」について。
その主なものは国の補助金である「社会資本整備総合交付金」の行方。
この補助金の安定的な確保がなければ、高架事業を始めとした区画整理事業、道路事業も進んでいかない。
そこで、前回に引き続き、国の動向や社会経済状況を分析していく中で、その財政見通しを質した。
1・特定財源の見通し
高架事業を含む駅周辺整備事業の財源=
国の補助金(事業費の50~55%の補助率)+ 県費 + 市費(市費のうち90%は起債)
1)国庫補助金(社会資本整備総合交付金)の推移(内示率)
事業費の半分は国からの補助だが、この内示率が縮小傾向にある。
(この補助対象の事業は、道路分野に補助されるもので、高架事業は道路事業の一環である)
下の図を見てわかるように、沼津市が毎年要求している額よりも内示率は縮小。
事業計画はあってもその分の補助金が来なければ、事業を縮小するか、延期するしかない。つまり、工期は補助金によって、とてつもなく長期化する可能性がある。
下のグラフを見ると、国の公共事業自体が、ピーク時の1/2以下になっている。つまり少子高齢化によって、ハコモノ事業費を縮小せざる得ない現実がある。
下のグラフを見てもわかるように、労務単価があがっている。つまり、公共工事費が当初の計画よりも拡大傾向にある。その上、資材高騰もその要因になる。
上のグラフを見ると、国の道路事業費が年々減少している。これは、地方においても同様である。