山下ふみこオフィシャルブログ

2015.02.22

沼津アルプスと香貫山

 21日(土曜日)香貫山での清掃をしていると、多くの団体が香陵台に続々と上がってきます。
何処から来たのかと伺うと「千葉、栃木~」と言う人達が80人ぐらいの団体のようです。

どうしてこの山に来たのかと尋ねると、「千葉でもこの沼津アルプスはとても有名です。いつ登っても山がきれいになっています。私たちはとても大好きな山のひとつです。」と言うではありませんか。

またバスは御用邸に駐車して待っているということでした。
沼津は観光バスできても、なかなか駐車するところがないと言われていますが、御用邸と言うのはさすがのアイデア。
一つの観光スポットやイベントがあっても、連携して取り組まなければ、一つの成果として成功をしても、まちの活性化には繋がっていないと思っています。
この山に来ていただくにも、どういう山にするのか、「香貫山あり方検討委員会」が何年にもわたり議論されていても、何十年と駐車場スペースもトイレも必要だと言われながら、何も整備されてきていない現実。

自家用車や観光バスの駐車場スペースはもちろん、食事や土産処、そして山の整備やトイレの整備、ルート案内等も何も手つかずの処がいくつもあります。
だからこそ、行政と市民が連携してやっていかなければならないはずで、市民のボランティアの自主性に任せているだけでは無理です。行政はコーディネート役として中長期のビジョンを持ちながら、ボランティア団体のマネジメント役をしてかなければならないはずです。

例を一つとっても、山に来る人は三島の観光案内所で地図をもらってくる方はいますが、沼津駅構内の案内所は機能しているのでしょうか?

トイレもこの状態です。
そして既に和式スタイルがダメだという方も多くなっています。高齢者はもとより、子どもが和式ではトイレができない世代に代わりつつあるようです。

多くの問題を抱えているからこそ、市民力を活かした取組みを行政が市民と一体となって進めていく必要性を感じます。