山下ふみこオフィシャルブログ
2016.08.06
議会運営委員会視察の3日間
8/1~8/3までの議会運営員会の視察目的は、「議会運営について」「議会改革の取り組みについて」議会の活性化に向けた取り組み状況の調査をするというもの。
沼津市の議員に対する市民の風当たりの厳しさを感じています。
「こんな議員なら要らない、議員数を減らせ、議会は一体何をしているの、議員報酬は下げろ・・・等」市民の厳しい声があります。そんな中で、市民から支持されている議会があります。
今回の視察先は茨城県取手市、福島県郡山市・会津若松市の3市の議会の取り組みを訪問した。
途中、郡山市から会津若松市へ移動するときに、突然のスコールのような激しい雨のために2時間郡山駅の電車の中で足止めをくい、結局高速バスに乗り換えるなどのハプニングがありましたが、概ね順調に日程をこなし有意義な研修であったことを報告します。
第1日目:取手市議会
人口108,781人、一般会計予算365.5億円(一般財源69.4%)
議員構成24人のうち女性は7人(羨ましい・・・)
議会の会報誌は年4回(p10)で配布方法は新聞折込み
議会メール配信の登録数は635件だが、3か月に1回の議会だよりを補完していく意味でも、情報発信(メルマガ配信)のツールとして、また市民アンケートの収集ツールとしても今後活用できると思う。
議会基本条例をH24年施行し、議会報告会を開催しているが、参加数は試行錯誤の状況で、一時中断していた時期もあったようだが、単なる報告会だけではなく、市民との意見交換会をすることにより、市民の反応も良好である。
議会改革に積極的に取り組んでいる一例として、
特筆すべきは議会映像配信は、議会事務局職員が編集作業を行うことで、年間6万円の予算で実施し、録画中継も当日中(一般的には1週間後)に配信しているというのはすごい。
また、議会における各議員の採決は、表示システムを導入し一目瞭然に画面上に表示される。また、表示システムを導入するにあたっては、視察を5年間凍結しその費用を捻出。いかに議会歳費を縮減し、有効活用しようとしているかがわかる。
この取手市の議会改革が進んでいる状況の裏には、ある熱血漢の議会事務局職員がいることが、議員間討議を活発化し、改革の進行をより進めている状況があることを知る。やはりどこの自治体も注目する取り組みの裏にはまずは市長、そして、そういう職員のキーパーソンがいる。
(下の写真は取手市議会)