山下ふみこオフィシャルブログ
2016.11.21
市長選が終わって by沼津朝日新聞
市長選が終わって、25日から新・大沼市長初の市議会定例会が始まります。
多くの方々に新市長の所信表明はいつなのか尋ねられることが多く、こんなことは私が市議になってから初めての経験です。
予定は25日(金)10:00から議会が始まるので、その頃には入場したほうがいいでしょうとお答えしています。ただ傍聴席の定員は60名ですので、これ以上の傍聴者になった場合は、別室等でモニターでの対応が図られるのかという問い合わせもあります。私からはこのような意見があることを議会事務局には伝えました。
これらの問い合わせはすでに議会事務局へもきているようですが、その応対はまちまちのようで「今まで60名も来たことがないので大丈夫です」と言われた市民の方もあるようですが、既に予想されていることに対して本来なら事前に考えておくべきものでしょう。
選挙を通して「市民ファースト」という考え方を進めていきたいといっている市長の初登壇です。市民からは40年以上続いた官僚政治から、市政経験のない全くの民間市長の誕生は歴史的だという人もいます。選挙結果は前市長への批判票だという方もいましたが、確かに沼津市政への関心は高まっているように感じています。
↑11/19の沼津朝日新聞の記事(画像クリック拡大)
選挙結果について、前市長の8年間の市政運営についてコメントが掲載されています。
「高架事業にお金を取られるので、派手で目立つ事業を大々的に展開できなかった・・・」と。
少なくても私の周りの市民は、派手で目立つ事業なんて望んでいません。安心して暮らせるまちです。
あるレストランを経営している若者が私にこう言いました。
「行政に望むことは僕らにできないことをしっかりやってもらいたい。それは水、ごみ、教育」って。私には衝撃的な言葉でした。カッコいい彼からそんな言葉が出てくるなんて。
でも本当にそう。この町に住んでよかったと思えるまちづくりは、生活の根幹を支えていくことがまずは第1です。そして透明性のある健全な財政運営です。
現実は国も地方も、財源不足が深刻化し、税収が伸び悩んでいく中で、一般財源等を財源とした支出を、従来同様に今後も確保し続けていくことは大変難しい時代になっています。
沼津市の裁量の余地はますます縮小傾向の時代に入っているという自覚が本当に行政側にはないのでしょうか?
市民は日々の生活への危機感をもって生活しています。
時代は変わったのに、逆行しているような錯覚さえ持ちます。
その時代性を見据えた市政運営を行っていかなければならない厳しい時代に入ったということを、もっと深刻に受け止めるべきだったのではないでしょうか。
その危機感をもった行財政運営をしていくことが、これからの時代に生き残っていくのだと私は思います。