山下ふみこオフィシャルブログ

2018.04.10

4/10、日本初の女性議員誕生の日

2016年の参議院選挙から、選挙権を行使できる年齢が18歳に引き下げられました。今では何の疑問もなく女性が投票できるのは当然ですが、かつては、社会の在り方を決める政治の場では、女性の人権は認められていませんでした。
1945年12月17日の衆議院議員選挙法公布により、女性の国政参加が認められ、1946年4月10日、戦後初の衆議院議員選挙の結果、日本初の女性議員39名が誕生しました。
やっと政治や社会的な地位において、男女の機会均等を実現できたのは72年前のことなんです。

沼津市において、今年は市政95年目です。95年目にして初めて私が女性市長候補(予定)だということを知りました。大沼市長の急逝で市長選挙が行われることになり、あれよあれよという間に決断を迫られ2週間後には立候補表明をしました。
今は女性活躍の時代と言われ、制度的には平等が保障されていますが、依然として偏見や差別、いじめがあることも事実です。地方へ行けば行くほど深いものがあるように思います。

未だ私たちを取り巻く枠組みは男性中心の中にいます。それは権力による支配であったり、女性への支配だったりします。
今までのまちづくりにおいても、男性中心の経済効率のもとで、ハコモノや道路などのハード面が中心でした。
しかし、急速な人口減少と少子高齢化によって、介護や子育て、教育、食、環境等など、「命や暮らし」に関わることが社会の重要な課題になってきています。
今までの考え方では無理が生じ、その枠組みを変えようとするには女性の力が必要です。今ほど女性の力が必要とされている時はないと実感しています。
勇気と覚悟をもって声を上げましたが、世間の期待とは裏腹に、組織のない女性たちが市長選挙をするということは想像をはるかに超えた厳しいものです。

しかし、「余計なことをしてくれたな・・・」と罵られたりすると俄然ファイトがわいてきます。
おかしいことをおかしいと言える社会をつくるのは、女性たちが繋がって連携し、声をあげることです。それは次世代の子どもたちのための社会をつくっていくと思うからです。
私の周りにそう思う女性たちが少しずつですが動き始めています。このまちの流れを自分たちがつくっていく、自分がつくり出していく、奇跡は自らが起こすものだとみんなから教えられています.

4月10日の今日、その歴史の重さの中で、私が名乗りを上げることで、いつか次に続く人が出てほしいと願いながら・・・


衆議院では議員定数465人のうち女性議員は47人、190ヵ国中157位。
現役の日本の地方公共団体における女性首長の数は、
都道府県 3人/47人
市区長 20人/814人
町村長 6人/927人
(2018.3.31現在)

出典 女性の首長一覧  https://uub.jp/cpf/female.html

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