山下ふみこオフィシャルブログ

2020.06.02

香貫山の地下埋設工事 その3

2020年7月~10月末にかけて行うレーダー雨量計通信ケーブル・電力ケーブルの地下埋設工事。既に1期目が終わっている。香貫山影奉仕は香貫山にこれ以上の負荷をかけてしまうと、既に数か所で崩落が続けて起きているので、どんな事態が今後起きてしまうのか不安に思い、自分たちでも独自の調査を始めていた。

最近、香貫山影奉仕が懸念していることがある。香貫山の風化と共に、樹木の老齢化である。枯れた大木が、突然、山道を通過している車の屋根に落ちてきたり、歩行者の前に倒れてきている状況がある。私たちのできる範囲はせいぜい、倒れて道路を覆っている大木の撤去ぐらい。そんな状況に単なる下草刈ぐらいでは追いつかない状況が、私たちの目につかない山の中で、崩落が起きている。山を整備し維持していくことは、沼津市の大きな課題になっていく。

日本の森林面積は約2500万ヘクタールで、日本の国土(こくど)の67%と国土の3分の2が森林。しかし、その森を守る人たちの高齢化と後継者がないまま放置されているのが今の日本の現状である。今後、地球規模で起きている気候変動は、私たちの住む地域にも、天災となって大きな被害が及ぶ現象がすでに起きている。

先日5/21に埋設工事を行うにあたり、どんな状況が起こりえるのか、留意すべき箇所はどこなのか、現地での確認を国交省の方、東電の方、また沼津市が道路許可を出すにあたり道路管理課が同行した。香貫山影奉仕は、軽微なこの山の整備を10年以上していることもあって、皆さんと一緒に同行させてもらう。

工事施行者、その専門方々と一緒に現地を回りながら、道路、樹木、側溝等の状況を一つ一つ目視でチェックをしていきながら、それぞれの役割を確認していく。その作業は2時間以上に及んだ。

そして6/2、市の担当課と協議をした状況について、国交省と東電の方から経過報告の説明をうける。