山下ふみこオフィシャルブログ
2020.08.08
長雨による香貫山の被害とその後
長雨の影響で、倒木や表層なだれがあちらこちらで起きて、香貫山も一時通行止めになったりしていたが、8/3の午後から通行止めが解除になった。しかし、8/5にまた倒木のため道がふさがれ、市民の通報で道路管理課と市民の方とが共同して倒木の撤去が行われた。
長雨による香貫山の被害の対応がまだ完全に終わっていない状況に、市民の不安や不満がおきている。
山の斜面はあちらこちらで崩落によって斜面の土砂が削り取られ、根が宙に浮いた状態で露になっている箇所がいくつかあり、早晩この樹木たちも倒木の危険に晒されている。
8/3午前中、高所作業車が入って、道路を跨いでいる枯れた枝の撤去を行う。しかし、枯れた枝や樹木、根っ子が浮いてしまって露になった木々を残して作業は終了。危険な木々を残したことに疑問を呈したところ、指示された通りにやったという回答。
現場の危険性を道路管理課はどこまで把握されていたのだろうか?
道路管理課に指示された木だけを取り除いたからと言って、枯れて危険な木を残したまま作業を終了。
しかし、その2日後、その場所でまた倒木が起きて道路を塞いでしまった。幸いにも被害者が出なかったというものの、
現場の状況を事前確認していれば、少なくとも2日後に起きた倒木は避けられていたはずである。
↓8/3の作業
(この時、表層崩壊をした土砂の撤去も同時刻であったために、土砂を積んだトラックが、高所車によって道路がふさがれていたため、立ち往生を余儀なくされてしまったという。道路管理課と農林農地課の工事に入る事前調整はなかったのだろうか?
停滞前線による長雨の前に、危険個所については、すでに農林農地課の職員に市民の有志が、現場で1本1本説明をしている。今回の長雨による影響で、チェックした木13本に赤いリボンで印をつけていたうち9本が大枝の落下や倒木となってしまっている。
↓8/4の未明、折れた木は「頭上注意」の看板に直撃し道路を塞いだ。その翌朝、山に登ってきた市民の通報によって、撤去作業が8/5行われた。
8/3の作業個所と同じところでの倒木は、偶然ではなく、すでにその危険性は市民によって農林農地課には報告されていた。
道路管理課と農林農地課との情報共有がされていなかったことに、市民としては到底納得できるものではなく、特に香貫山に関しての今回の被害については、想定していた個所の多くは、すでに農林農地課に報告され現地確認もしていた。
★★行政に対する市民(香貫山)の要望
・市民の通報があったら、関係する所管は情報共有した上で担当課が通報者(市民)に対応予定を伝える。
・工事発注の際は、現場確認をするのは当然ながら、2次被害を避けるためにも早急な対応が必要。
・現場確認を事業者とするのは当然ながら、場合によっては市民(通報者)にも立合ってもらう。
・作業現場で、臨機応変の対応ができるよう工事発注時の留意事項とすべき。