山下ふみこオフィシャルブログ

2020.10.08

令和元年度決算審議の議会 

この1か月間、ほとんど閉じこもって決算審議に備えていたので議会の始まりを知らせる余裕もなく、もうすでに終盤を迎えてしまっている。9/16から始まった「第6回沼津市議会定例会」は残すところ後、明日と来週2日間となった。
一般質問:9/28~9/30、 各委員会:10/1~10/2、一般会計:10/5~10/7、特別会計企業会計10/8~10/12(土日除く)、そして最終本会議10/16となる。
1年間に4回ある議会の中でも最もハードな決算議会。決算準備にどれだけの事前調査が必要かというと、きっと365日の時間が必要だと答えるほど膨大な資料と格闘する。もちろんエンドレスなのでどこかでギブアップするしかないのだが・・・

今回は令和元年度の決算審査を行い、その審査を踏まえて令和3年度の予算に反映される。すでに前年度の予算執行したものに対して決算審査をすることにどれだけの意義があるのかという人もいる。決算よりも予算のほうが大事だという人もいるが、どちらにしても毎回全力を尽くそうとすると体力の限界に挑戦する羽目になる。

膨大な数字を前にクラクラしてくるが、数字を一つ一つ見ていくと、突然霧が晴れたようにその数値が何を表してるのか見えてくる瞬間がある。まるでパズルみたい。
毎年、国の制度改正によってこんがらった数値も1つ1つ紐解いていくとやはりその数値には根拠があることがわかる。一つ一つの数値が繋がって関連しているのが見えてくると面白くなってどんどんのめり込み、逆に合理的な時間の使い方ができずに限られた期日に準備が追い付かずタイムアウトになってしまう。

今回の決算審査は今までにないこれでいいのかという思いが交錯した一般会計の審査であった。
これは私が思っただけのことかもしれない。少なくてもかつての先輩議員たちが審議していた決算時の状況とは違う。当局も議員側も全く違う雰囲気に、戸惑ったのは私だけなのかもしれない。

多数派ゆえの特権を保持したがるものの公正なジャッジメントは、実は不公正な不平等ということにつながるということに気づくなんてことはないのだろうか。

一般会計の723億8091万7千円の決算審査の初日の風景である。当局が一堂に出席するのは歳入(収入)審議だけである。あとは個別の会計ごとに歳出(支出)審議をしていく。