山下ふみこオフィシャルブログ

2020.10.10

中継・中間処理施設の現状と対策その1

「中継・中間処理施設」工期:H9年6月~H11年1月 平成11年2月から操業開始 総工費8億1795万円

沼津市では分別収集で集められた「プラスチック製容器包装(プラ容器)」「ペットボトル」は、中継・中間処理施設に集められる。此処でリサイクルするために、圧縮・結束等の処理を行い、契約をしている日本容器包装リサイクル協会が指定した再生工場に搬出する。
またリサイクルできないものは、焼却灰や埋め立てごみ等と一緒に最終処分場の植田を経由して三重県伊賀市に運ばれる。
ペットボトルは協会が指定した菊川市にある鈴与(90個/トラック12t随時)とプラ容器は九州の日本製鉄に4回/週(360個/週)を運ぶ。

そのペットボトルとプラ容器が一昨年と比べ施設の中が大変なことになっていた。
↓下の写真はプラットホームの様子。(7,8月ごろ)
此処はプラ容器を搬入してくるパッカー車のためのプラットホームであり、1日10tからのプラ容器が運び込まれている。
プラ容器のごみ貯留ピットの搬入口の1つはペットボトルの山で塞がれたままになっている。

ごみ貯留ピットはすでにあふれかえりそうなぐらい満杯の状況で、これではもう1つのごみ貯留ピットは開けることができない。2年前に見学に来たときは、週末になるとこのプラ容器のごみ貯留ピットは空になっていた。ここ1年半ぐらいにこの状況になっていったとしか思えない。ずっと溜まったままになっているらしく、この中は消臭剤等の散布をするといえども、異臭が立ち込めている。7月、8月に行ったときは90tぐらいある貯留ピットはすでに満杯でいつ限界が来てもおかしくないように思われた。

↓下の写真はストックヤードの様子。(7,8月ごろ)
ペットボトルの貯留ホッパや圧縮・結束機があって、処理され梱包されたベールがフォークリフトで積み上げていくのだが、スペースがないくらい所狭しと積み上げられている。
積み上げられたベール1個の重さはプラ120kg、ペットボトル60kgがフォークリフトで積み上げていくのだが、これで安全に作業ができるのだろうか。
このストックヤードはすでに満杯で、プラットホームにも積み上げられている状況。現場はちょうど7,8月と夏の盛りで、スットクヤード満杯に積み上げられた施設は風通しも悪いが、現場の人は寡黙に淡々と作業をしている。なぜ声を上げないのだろうか?
昨年とは全く違う環境に、なぜここまで積み上げられたままになっているのか調べることにした。

ストックヤードはすでに満杯状況は、フォークリフトさえ動くスペースはないように思われた。
現場はちょうど7,8月と夏の盛りで、スットクヤードに積み上げられた庫内は風通しも悪く、暑さと機械の音が響いている中で、現場の人は寡黙に淡々と作業をしている。
昨年とは全く違う状況に、なぜここまで積み上げられたままになっているのか不思議であり、何よりもいつ事故が起きてもおかしくないと思ったのは私だけなのだろうか。
この状況が1年以上続き、事故もなく淡々と仕事ができている状況は、現場も管理責任者としての沼津市もこれが通常だと思っているのだろうか?
大きなお世話だと思われるとしても、やはり原因を調べなければと思わざるえなかった。

ペットボトルを収集してきたトラックが貯留ホッパにクレーンで釣り上げて入れるにも、施設の中に入れず車体を外に出したまま斜めに向けて作業をしている。ゲートにクレーンがぶつかった跡だろうか、上の部分(黄色)がいくつもへこんでいる状況は危険だと思うのだが・・・

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