山下ふみこオフィシャルブログ
2021.07.25
災害ボランティア in 原地区
今日は被災者の連絡でそのお宅を訪問。ボランティアの方が搬出等をしてくれたようですが、伺ってみるとまだまだ必要な支援が数多く残っていることに驚く。もう少し早い段階での初期支援ができなかったのだろうか。
基本的には支援をお願いするのは当事者なので、混乱の中での依頼は、なかなか思うように伝えられなかったのではないだろうか。
何をしてほしいのか、私たちにできることと、社協にお願いすること、市役所にお願いすることなどごちゃごちゃになってしまっている。それを一つ一つ聞き取りをしていくのだが、容易には整理がつかず、まずは当人の要望を聞きとることにした。
センター窓口が閉まってからの相談は、生活再建にはまだまだいろいろの手続きが必要で、さらには適切な支援が受けられるのかどうかもわからず、時間がかかりそうである。とにかく支援を受けられるところに一つ一つ繋げていくしかないだろう。
今は乾いているように見える畳も異臭が放ち、家中が黴臭くとても住める状況にはなく、此処で寝起きをしている状況はいずれ健康被害を起こしかねないと思われる。
早い時期にセンターに相談に行ったにも拘らず、罹災証明の申請さえ知らずに今に至っている。既に7/13から開設された原地区センターの「地域ささえあいセンター」は7/22に閉鎖されてしまい、災害廃棄物の収集場所もごみ焼却場の方へ移行している。
今になっても、まだまだこういう方がいるのは、此処に限ったことではない。床上浸水した高齢者宅も,大家はもう再建しないので引越しを求めたいるが,引越し先が見つからずにいる。
被災者用に提供されている市営住宅は、もともとエレベーター付きの物件は少なく、申し込み順に入居が可能になっているので、現在残っているところは、3,4階のエレベーターのない部屋にどうしてもなってしまっているようだ。
高齢者にとって、とても階段の上り下りが日常的にはできないのであきらめるしかなかったといい、今は公募での公営住宅に応募するしかない状況・・・引越しを余儀なくされている方は、賃貸住宅で高齢者世帯が多いのではないだろうか。
↓原地区センターに行くと、ボードには「地域ささえあいセンター」移転のお知らせがA4サイズの貼紙があった。