山下ふみこオフィシャルブログ
2022.01.20
議会の権威
Let's傍聴NumazuのFBから
【1月20日 沼津朝日】
「議会の品位」
吉田さんは、この投稿において「民主主義の原則」について、非常に重要なことを述べている。
私たちは、民主主義の国に生きている。現代の日本に生きる私たちにとっては、民主主義は当たり前であり、民主主義について、わかったつもりでいる。
しかしながら、その民主主義の原則について正確に答えれる人は意外と少ないのではないだろうか。
特に、何かしらの意思決定を迫られた場面において、
「民主主義の原則とは?」
と聞かれたとき、私たちはまっさきに
「多数決!」と答えるだろう。
これは間違いではない。
しかし、これだけでは、テストの答えとしては50点である。
(意思決定における)
「民主主義の原則とは?」という問いに対する正しい回答は「多数決の原理」と「少数派の権利の擁護」である。
矛盾するとも思える、この両者が共存して初めて、正しく成熟した民主主義と言えるわけである。
だって、考えてみてください。
新しい法案や条例などの可否決する際、もし、多数決だけが民主主義の原則であったのならば、議会で議論する必要なんてないのです。多数与党が提案したものはすべて可決、少数野党が提案したものはすべて否決、となるに決まっているではありませんか。
時間はかかるかもしれませんが、自由闊達に議論し、ときには譲歩し、少数派の意見であってもそれを取り入れながら意思決定を繰り返していくのが、「民主主義」なのです。
「民主主義」はめんどくさいのです(笑)
めんどくさいのは嫌だ、と言う方には、限られた人間の意志をすぐに反映できる
「全体主義」をオススメします。
ただ、その「全体主義」を選択した人(国)からは、代償として「権利」や「自由」が奪われてしまうことになるわけですが。。。
(↓ 1月14日と20日の沼津朝日新聞の連続投稿)