山下ふみこオフィシャルブログ

2022.10.27

岩沼市議会の大友健さん仙台地裁へ

仲間の裁判傍聴に一昨日は東京高裁、昨日25日は仙台地裁の注目の裁判。

令和2年(2020年)11月に最高裁が、出席停止を「新たに裁判の対象とする」と決める判決を下してくれたおかげで、地裁に差し戻されて実質審理が25日に始まった。
最高裁で勝訴した大友健さんの地裁での大詰め裁判へ行ってきました。

 現職・元市議3人の証人尋問は4時間に及び、報告会を含めると6時間の長丁場に。弁護士の追い詰めていく証人尋問はドラマ以上に凄かった。

新幹線に飛び乗ったのは既に2000過ぎ、帰宅したのは深夜に近い時間でした。

少数会派の女性議員(植田議員)が海外での結婚式に出席するため常任委員会を欠席し、陳謝処分を甘んじて受けたことに、大友さんは「懲罰は多数決で決まるので、その内容が客観的事実とは限らない。

 政治的妥協と発言したのは、彼女の心情は陳謝は不本意であり、事実とは違うが、更なる懲罰を避けるために政治的妥協をせざるえなかったからだ」と、議運で発言したことによって、「品位を欠いた発言」と大友さんは出席停止に科された。

 今回の証人尋問で植田市議は、「陳謝文を読み上げたとはいえ、その事実を認めたわけではない」と明確に答えている。
多数決の横暴で不本意ながらも認めざるえなかったこと。それをもって非を認めたことにはならない、それは政治的妥協であったと大友氏の発言が今回の懲罰(出席停止23日間)にあたるものなのか、言論の府である議会において、言論で議論すればいい。

 それを懲罰に科すことは違法であると最高裁において大友さんは勝訴し、その差戻審で処分取り消しを求めた今回の訴訟である。

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湯河原町議の土屋 由希子さんのFBから

石積みを積み上げた先の歴史的判例変更〜岩沼市議会の大友健さんの差し戻し審へ〜】

昨日の東京高裁に引き続き、本日は仙台地方裁判所へ。

昨日は、勝ち目のない(と感じる)裁判に果敢に闘う埼玉県日高市議の田中まどか議員の傍聴に行き感銘を受けました。今日はやはり懲罰を受けて裁判で闘う大友健元岩沼市議の裁判の傍聴に行きました。

大友健さんは、出席停止の懲罰が今まで裁判上に上がらなかった事を、大友さんとその弁護団によって、世紀の判例変更を起こして歴史を変えた方。即ち、この方が判例変更をしてくださらなかったら、私は今の裁判ができなかったのです。

さて、奇跡の様な判例変更を勝ち取り、今まで裁判にすらしてくれなかった門前払いの不当な懲罰を、いよいよ裁判の爼上に上げ、本日は本人と同会派の仲間の尋問、さらに、不当な懲罰を出されるきっかけとなった委員会の当時の委員長も尋問の為に出廷し尋問。計4時間以上にも及ぶ長時間の3名の尋問の裁判となったのです。

裁判はまだ結審とはなっていませんので深くは語りませんが、嘘をついたり、やましい気持ちでやった事は、裁判では通じないのだなぁとアリアリと見せつけられました。

「気に入らないから仲間の数の力で(多数派の力で)懲罰に誘導して出してやりました」

なーんてことは口が裂けても法廷では言えないので、どんなに矛盾が生じても、言ってる事が支離滅裂でも、守りきらないといけないのですねぇ

そんな、人間の極限状態を垣間見た本日の裁判でした。

 司法の力で民主主義の正常化を図らなければいけないぐらい、住民自治に任せていたら悪きに暴走してしまうのが現在の地方議会です。

 本当ならば「私の代弁者である議員が、えげつないいじめをやっているのは、私自身の恥だ」と市民に思っていただくことが現状を変える為の1番の近道です。

しかし、そうではなくて裁判を通じて、多角的なアプローチで日本の地方自治を変えていかなければならない緊急事態なのです。

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