山下ふみこオフィシャルブログ

2022.11.07

市財政は大丈夫か by 鉄道高架 NO6

NO1~NO5まで静岡県の鉄道高架事業の再評価による私の見解(一般質問)を述べさせてもらった。やはり、調査すればするほど、高架事業実現の可能性は時代とともに遠のいているとしか思えない。

コロナ禍によって市民生活は疲弊し、日々の暮らしは厳しさを増している。静岡県は何故20年も経て事業費や工期の見直しをしたのだろうか?これから始める鉄道高架事業は困難性を深めていくとしか思えない。

どうしても推し進めなければならない理由とは何か?私には分からない。
今後、この事業の進捗はますます混迷を深めていくだろう。その状況はすべて市民生活に繋がっていく。

写真1

高架事業はR5~着手というが、財政的困難を誰も指摘しないのは何故?

鉄道高架事業は、かねてより市財政上、困難ないし不可能と考えてきま したが、今回の再評価による事業費増大、工期の延伸はますますその深刻さを極めていると考える。

もとよりこの 30 年にわたり、 時代は大きく変化し、人口減少、税収の伸び悩みの一方、高齢から子育て支援への対応と、必要性 が増加し、扶助費は著しく増大、その結果として投資的事業に充てることができる充当一般財源が 半減、投資的事業がさらに困難な財政環境下に置かれている。

 この機に改めて市財政の 見通しを明確にし、その困難性を見極め、鉄道高架を含む駅周辺総合整備事業の縮小、あるいは高架本体の凍結等の英断が求められると考える。

鉄道高架事業費の見直し0002