山下ふみこオフィシャルブログ

2022.11.15

市財政は大丈夫?NO8

これまで普通建設事業費のうちの一般財源が減少し、建設事業費全体の規模が減少する要因は、高齢化や子育て支援に関わる社会保障費(扶助費)が増加しているからと指摘したが、同じことを国も指摘している。国が公表しているグラフがよくわかる。

↓このグラフは広島市が、連続立体交差事業の見直し(縮小)をする根拠として公表した資料です。

国の公共事業費の推移00025

↓沼津市の社会保障費(扶助費のうちの一般財源(紫)+その他(茶))と普通建設事業費(一般財源(赤)+その他(緑)
推移。

H23年度に普通建設事業費と扶助費は逆転しています。この傾向は人口減少と高齢化により全国的な傾向です。だからこそ、高架事業を始め計画された事業の見直し(廃止や縮小等)をしない限り財政の健全化は保たれません。

扶助費と建設事業費の推移 (4)