山下ふみこオフィシャルブログ

2023.02.22

鉄道高架事業の将来負担

2/10~2月議会が始まっています。3/1からは代表質問、一般質問、そして令和5年度の予算審議が始まります。
予算規模は一般会計で801億円(前年度は782億円)これまでかつてない予算規模である。歳入の根幹である市税が増えたわけではない。
では何が増えたのか?
国からの地方交付税、国庫補助金などの増加はあるが、今年度突出しているのが、ふるさと納税からの基金繰入金である。前年度7億円から20億円にまで繰り入れが増加。令和4年度末までには23億円の寄付額予想である。
しかし、ふるさと納税基金は用途が決まっている特定財源である。しかし背に腹は代えられないと使途を何でもありとするならば、本来のふるさと納税のイミとは違う。

予算審議のための準備は膨大である。
↓2/21(火)毎日新聞の記事である。
鉄道高架事業本体の事業費を昨年、静岡県は見直しをして787億円から247億円増の1,034億円の鉄道高架事業費に膨らんだ。しかし、沼津市が事業主体の鉄道高架関連事業445億円、土地区画整理事業294億円はまだ見直しがされていない。
そんな中で沼津市の長期財政見通しが令和5年2月4日に公表

https://www.city.numazu.shizuoka.jp/shisei/gyozaisei/finance/shisan/r502.htm

さらに市民の負担は重くなる。これでいいのか!!
令和5年度の新予算も鉄道高架事業費の増大による借金残高の増及び他の事業にシワ寄せが来ている。
議会こそ市長提案予算を慎重に審議し、市民生活にとって必要な政策は何か、十分な審議を尽くさなければならないだろう。私たちに課せられた責務は重い。

しかし、森教授は「どう判断するかは市民が考えるべきことだ」とも言っている。
果たして市民がどう判断するのか?

私たち議員を選ぶ選挙が4月に控えている。
毎日新聞0001 (2)