山下ふみこオフィシャルブログ

2024.03.17

香貫山影奉仕の活動

香貫山影奉仕の活動を少しお話をします。

実は私たちの清掃活動で側溝に溜まった落ち葉をかき集め、そのまま山の斜面に廃棄をしていた状況をFBにアップしたところ、それを見た方からこれって一般廃棄物じゃないの?不法投棄にならないのですか?今まで袋に入れて処理してました」というコメントがありました。

たまたま今日の不法投棄があったので話をすることにします。

私たち香貫山影奉仕は不法投棄等のごみ拾いを始めて、18年が過ぎようとしています。
当時の香貫山は、3月ごろになると転勤などの引っ越しが多くなる時期に、布団、ベッド、家庭用品、バイク、イスなどの大型ごみと共に家庭ごみが日常的に不法投棄されていました。
その惨状は酷く、香貫山の斜面に廃棄され放置されていたゴミの山を見て見ぬ振りができなくなり、片付け始めました。大きな家電製品はとても私たちの手に負えないので、沼津市と一緒になってやったこともあります。
議会での一般質問がきっかけで、2014年から始まった市民と行政が協働で進める「まちピカ応援隊制度」ができ、そこに登録をしているボランティア団体のなかでも最も古いボランティア団体ではないでしょうか。
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先週土曜日に171回目の香貫山の清掃時に、側溝に溜まっていた落ち葉を掻きだし、山に捨てている動画を見た方から、これって一般廃棄物じゃないの?不法投棄にならないのですか?今まで袋に入れて処理してました」というコメントがあったので説明します。
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側溝に溜まった落ち葉をそのままにしておくことは、雨が降った時など、側溝からあふれ出た水は道路を横切り、そのオーバーフローした水は山の斜面を削っていくほどの水量となって民家にまで流れていくこともあります。
そして道路に溜まった落葉は滑りやすく、けがの原因にもなります。
しかし、濡れた落ち葉を掻きだす作業は相当大変な重労働です。好きでやっているんだろうと言われてしまえばそうですが、自分たちが四季折々楽しませてもらっている香貫山の自然の恩恵を受けているという感謝からです。義務でも何でもありません。
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昔から「落ち葉は森の栄養のもと」と言われています。ただし落ち葉が分解して腐葉土となるには4~5年かかると言われています。
私たちは民間事業者から出た落ち葉を投棄しているのではなく、公共の香貫山の落葉を香貫山の土壌にかえす行為は理に適っていると思います。
もちろん、腐葉土とならないプラスチック、紙、缶、ペットボトルは選別して、沼津市の指定袋に入れて、市が収集に来ます。
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因みに海からの流木は燃やすと塩分を含んでいるので、ダイオキシン発生のもとになるので、埋め立てごみとして処理されます。
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しかし、落葉はいずれは腐葉土として香貫山の森を守ってくれます。その土地に育って朽ちた落ち葉をそのまま山に返すのです。
私たち団体も高齢化を迎え、継続していくには難しい時期を迎えています。この活動によって、これまで不法投棄の山だった香貫山が確実によみがえっています。
沼津市の宝として、微力ながらこれからも皆さんと一緒に守っていけたらと思っています。

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