山下ふみこオフィシャルブログ

2024.04.18

第2回 口頭弁論 その1

いつも温かいご支援、ご協力ありがとうございます。

今日17日、私の土地問題裁判には、朝の沼津市役所前からの市民アクションから、沼津地裁までのウォーク、傍聴抽選、裁判、報告集会と約80名以上の方が参加していただきました。

陽射しが次第に厳しくなる中、10:15までに並んだ方は傍聴抽選には66名の方が並び(駆け込んで来てくださった方もいたのですが・・・)それから抽選結果が出るまで座る処もなく、30分ほど皆さんには外で待って頂きました。(外で待つのは、ベンチもなく、赤ちゃん連れの方もいたので、何とかならないものでしょうか?)

裁判では、山下側が反訴(所有権移転登記請求、損害賠償請求。萩原弁護士が意見陳述))を行い、沼津市側が山下氏の反論答弁に対する反論を主張。

裁判長は、市が提訴した不当利得返還請求と山下の反訴を併合して審理することとし、沼津市に答弁書を求めました。

裁判は15分ほどで終了し、その後、文化センターで来てくださった方々に、裁判の経緯などの説明と記者会見を1時間半ほど行いました。

今回、注目されたことは、裁判長が市の書面が不十分だから次回までに答弁書で補足してくださいと宿題を出したことです。すなわち、不当利得に対する山下側の反論に対し、市の主張が不十分であるとし次回までに説明ができる様にしてくださいと言うのです。

 私たち法律家でもない市民の目から見ても、市の主張は問題の土地は袋地なのに「公衆道路」などや論理がわからないこと(市も使えない土地がなぜ不当利得なのか)だらけです。

 報告集会では、河村弁護士の説明は的確で、裁判の成り行きや双方の思惑など、とても丁寧に分かりやすく説明してくださるので、先生の話を楽しみに来て下さる方もいます。

「今日の裁判では何が起こっているのか、その思惑は何か、実はこの背景には、こんなことが起きているであろうと・・・」市民にとって裁判はほとんど無縁の世界ですが、毎回の説明会で、皆さんが理解し、納得して下さっているように思います。

説明会に参加していただけると、疑問に思っていたことがパズルを解くように、今、いったい何が起きているのか理解ができます。次回はぜひお忙しいとは思いますが参加して欲しいです。

また、記者会見では記者の皆さんが一体どういう事に興味を持っているのか、何を聞きたいのか、各メディアによって思惑は違います。意地悪な質問をする方はもちろんいますが、今回、記者さんの理解が少しずつ深まったことで、意地悪な質問はなかったなぁとホッとしています。マスコミも真剣に局面を理解しようと熱意を感じました。市側の主張がほころび始め、私たちの主張が受け入れられていることをまさに実感しました。

裁判は私たちにとって身近なものではありません。でもこうして私の問題を契機に「裁判所とはどういうものか」「弁護士とはどういう人たちなのか」何故、「地方自治に民主主義を求める会」が発足したのか、そんなことが何となく、理解していくのが楽しいと言って下さった方もいたのには大きな喜びでした。

これもみなさんの関心の高まりと、朝早くから傍聴に並んで頂けたことの反映です。遠くは浜松や静岡、御殿場などからも来てくださりありがとうございました。

 

次回は6月26日(水)、午前11時の裁判となります。

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