山下ふみこオフィシャルブログ

2025.08.14

沼津南一色線の進捗&高尾山古墳 NO3

高尾山古墳の存続について色々の経緯があり、其々の立場でかかわった方々の思いもあって、一概に「こうだったんだ」ということはできない。しかし、当時は、歴史学者や考古学者をはじめ、市民や県内外からも多くの保存を求める声が次第に大きなうねりとなり、それが当時の栗原市長が道路優先のために古墳を無くす方針から、一転して白紙撤回をした大きな要因の一つになったことは確かだと思う。議会においても、道路を一刻も早く完成することを求めていたというのが多数の意見であったにもかかわらず・・・

方針転換、保存、そしていくつかの問題を乗り越えて、今に至っている。しかし、この区間の南一色線と高尾山古墳保存は、現実的には今やっと工事が始まったばかりである。

道路優先のため高尾山の頂上に奉ってあった穂見神社は現在の処に移設され、それによって東日本最古の古墳が神社の下から発見され、R5年には国史跡指定になっている。

古墳時代最初期の西暦250年頃(邪馬台国の時期)の築造と推定しており、古墳出現期の東日本では最古級かつ最大級の古墳とされている[4]日本考古学協会は、日本の初期国家形成過程の画期である古墳文化形成を解明する上で極めて重要な遺跡であると評価している[5]

私たちが清掃を始めたのも、こういう経緯があったことがきっかけであり、その中で出会った人との約束があったからである。

未だに高尾山古墳や道路の進捗状況の質問があるので、現時点で分かる範囲でお伝えしようと思う。
沼津市のHPには令和4年7月以降更新はされていない。
                                                   左の図:
図にある東西の市道1672号線は工事のため現在通行止め。工事によって上水道、下水道の敷設替えもあり、いつ終わるのか、現時点では未定であるという。しかし、此処は重要な通勤時の裏道であり交通量もある。早い段階で工事の完成時期を示してほしいと要望をする。

↓画像をクリックすると拡大

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高尾山2
高尾山古墳をとりまく南一色線は、R6年6/24技術協力業務(設計業務)を三井住友・大藤建設との共同企業体で優先交渉権者として6391万円で随意契約。
それからR7年3月に詳細設計(7,959万円)がでてから、施行方法の精査により増額の上、工期も延びることになる。
R7年度:橋梁下部工事完了を見込み予算総額は15.6億円がR8年度までずれ込み、さらに工事費は24.6億円+αと言う。
当初の整備スケジュールでは、橋梁道路はR8年度東側が暫定供用のはずだが、さらに延伸になるだろう

この道路整備は難工事でもあり、総額どのくらいかかるのか未定であるというが、工事費はさらに増額するだろう。
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委員会答弁ž   本事業の橋梁工事については、古墳を毀損しない確実な施工を要す非常に難易度が高い工事であることから、工法等について検討を進めてきました。今回、その工法を定め、適正な工期を算出したところ、発注から1年以上の工事期間を要することが判明しました。

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