山下ふみこオフィシャルブログ

2025.10.10

夜間救急医療センター2億6千万円の使途不明金1 一般質問

議場写真

元職員による横領26,000万円が16年間にわたり見過ごされていた事件に関し、指定管理者である沼津市の監督責任とその対応の遅れについて追及
しかし1年前とほぼ同じ答弁しかなかった!

私は沼津市の指定管理者としての無責任な姿勢を厳しく追及したが、沼津市は「33町での協議」と「警察の捜査終了」を盾に、現時点での市の監督責任や、具体的な責任の取り方についての言及を避け続けている状況が1年前とほぼ同じ答弁が浮き彫り。

1. 沼津市の監督責任に対する見解

私の指摘: 沼津市は指定管理者として、16年間にわたり横領を見過ごしてきた責任があるにもかかわらず、その監督責任を明確に認めていない。

市の回答: 責任については、構成団体である33町で協議し決定していくという立場を繰り返し現時点での単独での責任認定は避けた。問題の所在については認識しているとしつつも、最終的な責任のあり方や、指定管理者としての責任の範囲は協議事項であると答弁。

2. 調査の状況と情報公開・説明責任

  • 私の指摘: 不正発覚から1年半近くが経過しているにもかかわらず、調査(警察の捜査)が終わっていないことを理由に、市民への説明が遅れていることや、使途不明金の全容解明と返還への取り組みが不十分であることを問題視。
    • 市の回答:
    • 説明責任: 警察の捜査が続いているため、現時点では詳細な説明や情報公開はできないとし、**「適切な時期に説明責任を果たす」**と述べるにとどまっている。
    • 損害賠償: 元職員に対する損害賠償請求については、刑事手続きや関係者との協議の状況を踏まえ、対応していく。

3. 再発防止策と組織体制の改善

  • 私の指摘: 不正を許した体制の甘さ(内部統制の欠如、長期間の見過ごし)を批判し、再発防止策の提示
  • 市の回答: 既にセンターでは、会計監査の徹底、複数職員での確認体制の構築など、財務・会計に関する管理体制の強化に取り組んでいると説明。しかし、抜本的な組織体制の見直しや、33町間での具体的な再発防止策の協議の進捗については、明確な回答を避けた。