山下ふみこオフィシャルブログ
2018.10.16
StudyAdelaide 第2日目
今朝もアデレードにしては3日間も雨が朝方降り続けている。雨はひどくなく、時折降ったり止んだりなので保育園に自転車で送っていけるのかどうか迷う。雨が降っていても傘をさす人はあまりいない。みんな雨の中を歩いている。日本ならこれぐらいの雨なら傘をさすのにと思いながら、傘をさしているのが特別で恥ずかしい気さえする。
7:30から交通渋滞が激しく、この時間に保育園を車で送って行ったら渋滞にははまってしまって学校に遅れてしまうので、娘にお願いをして私はトラムで学校へ行く。
余裕の時間で出たはずなのに、9:00スタートの授業に滑り込み。私のクラスは初級者クラスだが、国籍は多様。 ベトナム人、中国人、コロンビア人、スペイン人と多様で年齢も10歳から私まで。若い人と勉強するのはどうなることかと思ったが、思った以上にアップテンポでついて行くのがこのクラスでさえやっとこである。
先生はまず教科書を読んでそれからバリエーションの使い方を教えてから、それぞれに質問を振ってくるので、息抜きができないぐらい。そしてその後、即テスト。午前中3時間半の授業で4回テストをした。そして宿題もたくさん出たがやるっきゃない。この宿題をやらないと翌日のテストに備えられない。


午前中の授業が終わって、学校の中の休憩室で遅めのランチのサンドウィッチをとりながらブログをここで書いている。
授業が終わった後、私の隣の席のコロンビアの彼女に先生のAnnaが話しかけてきた。彼女はドクターで、コロンビアの大学を卒業し病院で働いていたが、英語を学んで医学部に入り直して英語圏のドクターになろうとしている。先生はそれがとても彼女にとって厳しい選択ではないかと話す。なぜ自分お人生を更にお金と時間を使って英語の勉強をしてドクターになろうとしているのか、その時間をもっとドクターとしてのスキルアップをして、スペイン語圏の国で働く方がずっといいように思うと話す。

例えば、この国で正規の仕事につくのは大変だと彼女は言う。いくら英語ができて資格をとっても、なかなか仕事につくことはできないという。こんなに美しく、豊かそうに見えても物価が高く、家賃も家を高く、何もかも高いこの国は決して資格が取れたからといって仕事につけるものではないし、ドクターは更に勉強のハードルは高い。なぜそこまでしてゼロからスタートをするのかと。「もっと考えて、あなたのことが心配だからよ」と親身になって彼女と1時間ぐらい話しただろうか。その後、私も彼女と話す。もっと考えて欲しいと。
ここにきている学生たちがどういう事情できているのか薄々分かっているつもりだったが、先生たちは厳しく、テストも宿題も毎日、でも授業はアップテンポで居眠りできる状態ではない。でも楽しいし、私のような初級クラスでもエンジニアもいるし。2日目で彼女ともこんな話ができて、私の英語はクラスメイトの10歳の中国人のボユが教えてくれる。
明日は犬の散歩の後、愉馬を保育園に送ってから学校に行くので、今日よりもっと早く起きなきゃぁ〜
2018.10.15
StudyAdelaide 第1日目
今日は英会話スクールの初日。今朝は風が強く自転車では行けそうにないので急遽トラムを利用することにした。9:00から授業が始まり、ブラジル、スイス、スペイン、ドイツ、台湾、香港等の世界各国から10人の生徒が集まる。1termは12週間だが私の場合は、娘の出産状況次第で1週間ごとに契約更新をすることにした。
教室に入ってまずは自己紹介、そしてアデレードについての印象の良いところと好きじゃないところ。ここで勉強する目的等を話す。次にクラス分けのテストが1時間。grammer,writting,readingだったが、文法以外はメチャクチャ。久しぶりに今までにない頭の回路を使う。宿題は毎日で毎週金曜日にはテストがある。学びたい人にはいろいろのカリキュラムが用意されているし、友達を作るためのイベントもあり、今週の金曜日にはBBQがある。
初日からすでにカルチャ−ショックである。自分のhobby,interesting,何だっけ?と考える始末だから。そして自分の考えや意見を話す何てことはvocabularyのなさと普段の自分の生き方を振り返っていないから、いざ自分の目的や考えを聞かれても、そこに理由が見出せず慌てふためいている自分がいる。
ストレスが溜まりそう。




2018.10.14
Henley Beach & Midwives(助産師)
午前中はHenley Beach Southへ車で15分走れば着く。日曜日は多くの人が散歩やランニング、そしておしゃべりとブランチを楽しんでいる。何処もカフェやレストランは超いっぱい。海岸沿いに車が駐車でき、時間帯で犬の散歩もノーリード。台風がないせいかビーチはいつも綺麗でゴミひとつ落ちていないし、白砂なので裸足で歩いても安全。今日の気温は29度。湿気がないので過ごしやすいが陽射しはきついので、帽子とサンスクリーンは必須。
ビーチですれ違う人々は、屈託がないというか、他人のことはあまり気にしていないようだが、挨拶をすると必ず笑顔で返ってくるのが嬉しい。沼津では挨拶をしてもなかなか返事が返ってこないほう方が多く表情もそうだがこちらの方がめげてしまいそうになる。犬も同様でこちらではノーリードであっても犬同士が威嚇することもなく、普通に匂いを嗅いでじゃあねって感じで離れる。



昼に娘の担当助産師と研修生の大学生が来訪。先日診察に行った時の助産師が来て、出産前の状況とどんな風に今過ごしているのか、また出産時の準備などを話し合う。
あと4、5日で赤ちゃんが誕生してくるわけでそれ以降の赤ちゃん中心の生活はどうなるのかと私は不安になっている。
特に2歳の愉馬の面倒をみなければならないので、最初のお産の時とはまた違う不安がある。2年前は夫がこちらに来て家事全般の責務を果たしたようだが、今回は彼の時と状況はさらに変わっている。特にマミィが大好きな彼をどうやってママの負担を軽くすればいいのか・・・?毎日、マミィの姿が見えないと「マミィマミィ」と言って泣きながら姿を追い求める彼に私はどうしたらいいのか。日本にいる時とは大違いの環境に戸惑っている。私のいつもの「何とかなるさ」は、シリアスな生活の中で自分のことではないだけに面食らう。
しかし、多くの妊婦さんはこういう状況の時もクリアしてきていると思うと正直すごいと思う。やはりいざとなった時に近くに助けてくれる人がいたり、相談にのって対応をしてくれる公共的なシステムの必要性は特に感じる。

