山下ふみこオフィシャルブログ
2016.08.10
紙芝居と本読み屋さん in保育園
毎月、第1or2月曜日は保育園での紙芝居屋さんです。7月は暑くてもクーラーがなく、私たちも汗だくでしたが、8月はさすがに体温と同じぐらい猛暑日が続き、クーラーが必要です。
今回はクーラーの中で、子供たちも私たちも快適に過ごせました。園児たちはこの後の時間は屋上でプール遊びでした。
本当に園児たちは元気でエネルギーが有り余っていて、こっちまで毎回充電させてもらっています。
仲間のクマちゃんは、絵本の「ふうせんくまくん」を首に手ぬぐい巻いて汗をふきふきの白熱の演技に、園児も私たちも集中。
昼食のメニューがいつも外に貼ってあります。「ふりかけご飯、しゃけのごまみそ焼き、五目煮豆、すまし汁、バナナ」(画像をクリック)紙芝居中にいい匂いがプ~ンと。毎回手作りの昼食は、こうやって匂いも漂って、園児たちの五感を刺激しています。
7月にはクーラーがなかったのですが、8月はさすがにクーラーが必要ですね。
熱中症をおこしやすい年代って?
特に熱中症をおこしやすい年代は、80歳前後と0~4歳の乳幼児たちが統計上熱中症発症のピーク年代と言われています。
特に8月の日中、最高気温が高くなった日に患者数が増加しているようです。
乳幼児は汗腺が未発達で体温調節がうまくできない
乳児や幼児は、大人より新陳代謝が活発で体温が高いので、大人と比べて、汗腺の発達が未熟なため、うまく体温調節をすることができないようです。だから、乳幼児や高齢者は熱中症をおこしやすい傾向にあるということのようです。
特に最近の気温の上昇は異常ですね。
皆さんも特に暑い日は注意しましょうね!
2016.08.09
元・松阪市長の山中さんって?
元・松阪市長の山中氏は理想の市長像だと思います。何度か彼の講演に参加し、常に情熱をもって向かう姿に、こういう首長がいるという希望を感じさせてくれました。
今回、こういう形で山中氏の活動を知り、とてもうれしく思い、ここに紹介したいと思います。
その仕事を受けるにあたり彼の言葉に「自分自身のいのちを使い切れれば幸いです」と、その姿勢に改めて学ばせていただきます。
この7月からジャパンシステムという公共に関わる上場企業様と顧問契約をさせていただきました。肩書きは、公共政策●行政改革アドバイザーというかたちで公共の現場で働く方々の意識や手続きについてアドバイスさせていただく役割です。
わたしが引き受けた理由は、様々な松阪で取り組んできたモデルケースとなる事業へのプロセスを言語化して、他の自治体関係者などにも伝えていくことで、その自治体の財政再建や地域づくり、市民の皆さんの幸せづくりに資することができればという思いでした。
ジャパンシステムさんは、全国の自治体の財務会計システムの30パーセント以上のシェアをもっており、システム系が企業収益のほとんどを占めているということです。
それにもかかわらず、これから「自治体経営」や「地域づくり」いう新たな分野にも関わることで会社としての公益性を高めていきたいので、協力いただきたいとの依頼を受けたのです。
松阪が全国に先駆けて創った手話条例への取り組みのプロセスやまちづくり協議会など住民参加型の地道な取り組みにとくに関心を持っていただき、単なる企業収益の確保ではない、「公益性」への取り組みへの熱い思いを、社員の皆様からは感じました。
今後、毎月2回はまちづくりに関わるコラムを書かせていただきます。2回目以降はかなり具体的な行政実例を中心に書かせていただきます。
平日は、医療の現場で命と幸せに関わり、休日や夜間帯はこのような事業にも関わらせていただき、ありがたいことだなあと思っています。
精一杯、自分自身のいのちを使い切れれば幸いです(*^_^*)
公共政策&行政改革コラム①「市民の声を聞くための行政システムの形成」
2016.08.07
28年度地方交付税の減額?
先月末の新聞記事に地方交付税の金額が公表された。
県内市町は軒並み減額されている。地方消費税率が引き上げられ、増収になったからだというが、果たしてその状況が沼津市においてどんな影響を及ぼすのか?
毎年この時期になると当初予算で予測した地方交付税の決定額が国で公表される。
28年度:沼津市の場合
普通交付税 17.4億円(1.1億円減)
臨時財政対策債 18.3億円(3.4億円減)
ちょっと考えてみたいと思う。
(下記は静岡新聞と沼津朝日記事を掲載)
臨時財政対策債とは、地方交付税の収入が足りない場合に、国の税収が落ち込んで地方交付税に十分なお金を回すことができない場合に、地方が自ら借金をしてその足りない分を補うこととしている。地方自治体が負担をする借金で、国とは直接関係がなさそうだが、実はこの臨時財政対策債(臨財債)は、その利子分も含めて将来その分を地方交付税に上乗せして支払いますよと国が約束しているので、赤字地方債と言ってもそれは借金ではないといっているが、それが大きな落とし穴です。
この制度、実は平成13年度から15年度までの臨時の措置でした。だから名前もそうなっている。しかし、3年で終わるどころか現在の計画では平成28年まで続けることになっていて、しかもそこで終了するとはとても思えません。なぜならその残高は一貫して増え続けているし、沼津市においても、全体の借金残高(約750億円のうち250億円)の33%以上を占めている。
沼津市も、増大する行政サービスによる歳出の増加に対応するため、この赤字地方債の臨財債に依存する傾向がますます増大している。
毎年入って来る地方交付税のうちの一定金額をキチンとその借金返済のために積み立てているのならまだしも、支出を賄うために十分な積立を行わず、毎年借入可能額いっぱいに使ってしまっているのが沼津市の状況です。
地方交付税が減らされる分、臨在債の借り入れが大きくなってくるのですが、今回はその臨在債も減額されている状況は、国からの借り入れを当てにしていたが、それも減らされてしまったわけで、そうなると、支出を抑えなければならなくなってしまったわけです。
じゃあ、28年度の予算のうち、何を削るかというと、道路、橋梁、建物、教育、子育て?
今の状況は、あれもこれもやろうというよりは、どうやって必要ではないものを削除していけるのか、そんな時代がより現実的になってきたということでしょう。
特に沼津市は人口減少によって、その算定額も変わってくるので、大変な状況になってきています。
このグラフを見ると、H22年度以降の不交付団体の増加については、リーマンショックや東日本大震災後の緩やかな景気回復が原因と考えられる。また、H26年度から27年度にかけての増加は、H26年度に実施された消費税率引き上げによる地方消費税収効果がH27年度から本格的に現れたことも原因と考えられる。それによって地方交付税は減少。
やはり、交付税に頼らない、自立した財政運営にチェンジしていく必要性が今後ますます高まっていくでしょう。