山下ふみこオフィシャルブログ

仕事

2014.06.30

男女共同参画社会の全国会議

6/27日比谷公会堂にて、内閣府主催の26年度「男女共同参画社会づくりに向けての全国会議」に参加。

全国から多くの女性たちが参加。

既に安倍政権の成長戦略の中に女性登用の目標を定め、国、自治体、企業に義務付ける方針を
打ち出している。

↑ クリック(拡大) 朝日新聞 6/5

主要施策として「日本再興戦略の推進 2013年6月14日」

2020年までには

・指導的地位に占める女性の割合を少なくても30%程度

・25歳~44歳の女性就業率73%(2012年:68%)

成果目標をオリンピックターゲットとしての方針を打ち出す。

女性の活躍が新たな経済成長に繋がるために、女性の就業率が男性並みに上昇すれば、
GDPが13%上昇という。実際、日本の年齢別労働力率の現状をみると、出産を機に6割が仕事を辞め、
その後、再就職を希望しても就業に結び付かない現実がある。

国を上げて、女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組み、企業には助成金や税制優遇等の
インセンティブをつけると言う。

日本は女性の活躍する場を国の方針として取り組んでこなかったように思う。
それが少子化傾向に繋がっている。地方はもっとひどい。

労働環境の改善という中で、例えば、職場において、無意識に女性に対するセクハラやパワハラがある。
現実、私も経験がある。気がつかない中でパワハラを受け、同僚議員に相談したところ、
それはパワハラだと指摘されて気がついた程である。

 

確かに女性が職場で、男性と同等の評価を受けるには並大抵ではない。

少なくても男性の倍以上頑張らなくては、そう簡単に評価を受けることはできないし、
その前に子育てや介護等もある中でまずは断念せざる得ない環境である。

女性の労働機会、活躍の場を充実させる以前に、男性社会の仕組みができている中で、
どうやって女性の働きやすい環境を創るのか。女性自らが孤軍奮闘したところで何も解決に至らない。

そして今回、国がそのための取り組みに乗り出した。歓迎すべきことである。しかし、男性自らが
意識改革しようと思わない限り、、社会的な変革にはつながらないと感じている。

そこで企業の中で画期的な取り組みをしているところがあることを知る。伊藤忠商事、日立グループ、
ローソンである。

次回、彼らたちの取り組みを紹介したいと思う。

2014.06.29

市政報告会

28日は日ノ出町「サンウェルぬまづ」で市政報告会を行う。

いつも、議会ごとの報告をニュースレターで報告をするために、郵便やメール便等で4000通以上の
発送作業を仲間と一緒にしています。

その作業が終わると議会報告会を開催します。

今回もこうして日曜日の午前中という中で参加していただき嬉しい限りです。なかなか日々の議員活動や
市政の状況を報告する場や、市民の意見を伺う場が少ないので、私にとっては非常に貴重な時間です。

最初は明海大学名誉教授・長谷川徳之輔先生が「鉄道高架を超えて、故郷沼津への誇りと自信を
取り戻そう」というテーマでお話をされました。

私は他市との比較を示しながら、人口転出問題や子育て世代施策、財政事情の問題等、市民が噂になって
いる話等もしていきます。

議会に足を運ぶことがなかなかむずかhしい現状の中で、少しでも多くの市民に沼津市のことに関心を
持ってもらうにはどうしたらいいのか考えています。

組合や地域推薦等を受けている議員ではないので、こういう場を自ら設定しながら、議員としての活動を
地道に続けています。

2014.06.02

ソリューションフォーラム2014

Microsoft社が主催する 「City Next ソリューションフォーラム2014」新たな日本の成長を支える
行政・医療 ということで、いくつかの分科会に参加をする。

オープンデーターの推進に関しては、総務省は「世界最先端IT国家創造宣言」にも挙げられている。
また今回はITを使った自治体等の先進事例をあげながら、企業や自治体が抱える問題をITシステムや
ビジネスモデルで解決していく方法を紹介。

特に興味を引いたのは、徳島県神山町で起きているITベンチャー企業等の10社がサテライトオフィス
設置や本社移転に取り組んでいる実態をNPOグリーンバレーの大南さんが「未来の働き方を実験している
神山プロジェクト」を紹介。

人口6000人の過疎の町に今何が起きているのか。

一つには、「空家町屋プロジェクト」東京芸術大学建築科研究室と連携して、商店街の空家や古民家を
改修し、将来、町にとって必要な働き手や起業家を逆指名して、来てもらえる施策を商店街に適用。

そこにクリエイティブの人が移住し、起業して、商店街再生も同時に実現してきている。

過疎化(人口減少)の現状を受け入れ、外部からクリエイティブな人材を誘致することで、人口構成を
変化させ、地域を持続可能に変えていく。

イベントのように、物を中心とした取り組みは飽きが来るし、一過性のものに終わるが、人は適度に
循環させれば、継続的に新しい何かを生み出してくと言う。

人材こそ地域再生の源になるという発想から、「そこに何があるかではなく、そこにどんな人が集まる
のか」なのだという。

どの自治体も企業誘致を目指すが、現実には、今ある企業を自分の町に持ってくることは非常に難しい。
不可能と言っていいぐらいだろう。それよりも、起業を目指している若い世代を取り組む工夫をしたのが
神山町だと言える。

 

そのほかのテーマとして、富山市の「コンパクトシティ政策による健康まちづくり」や焼津市の
「全庁的なタブレット導入・活用の取り組み」などが分科会のテーマ。

2014.05.09

公共施設更新問題を秦野市から

5/8 秦野市政策部公共施設再配置推進課長の志村さんの職員研修があり参加する。職員と一緒に議員も参加しての研修は2時間ノンストップで多くの情報が提供された。

公共施設の更新問題はここ1~2年ぐらい~大きな問題になっている。経済成長と共に整備されてきた
ハコモノが一斉に更新する時期がやってきている。

いち早く6年前からこの問題に気付き、着手してきた秦野市の取り組みについて伺うとともに、
沼津市の現状と今後の課題は何か、その分析も含めた研修であったわけだが・・・

果たして、職員の危機感はどのくらい増幅されたのだろうか。この問題について、公に全ての情報を
公表する覚悟があるだろうか。しかし、庁内も市民も全ての情報を共有できなければこの課題は前に
進むことはできないはず。

単なる施設白書を作成するだけでは何の意味もないこと。沼津市の26年度の公共施設マネジメント基礎資料作成の委託予算は当初の予算要求2000万円から800万円にまで削減されている。

この予算からして、この課題の緊急性がどこまで庁舎内で共有できるだろうか。そして、各公共施設の必要性は誰が決めるのか。やるか、やらないのか、どちらかだと、志村さんは手厳しく指摘する。

この表を見ると市のハコモノの約4割は廃止又は統合しなければならない。
本当に早く手をつけなければますます行政にも市民にも将来世代にも大きな負担を与えることになる。

遅ればせながらだが、今回の職員研修が実現したことは大きな一歩だと思う。
この1回の研修が、次回の研修に繋がるように是非して欲しい。

志村さんも今後も声をかけて下さいと言っているし、国も秦野市のいち早い取り組みについては、
全国のモデルケースとして注目している。

まずは全体の現状把握と課題、本当に残さなければならないものは何か、どれだけ残せるのか、
≪必要か必要でないかではなく、機能が維持できるかどうかで判断すべきであり、まずはその方向性を
決めるのが先決だろう。

でも誰がその覚悟を持ってできるのだろうか・・・

2014.04.06

歩車分離式信号の整備

交差点で 最近目につくようになったのは、歩車分離方式信号の設置である。その設置によって交通渋滞が
起きている個所があるという苦情から色々調べてみた。そこには時代の変化から色々の問題点が浮上して
きていることが分かる。

今、歩行者の安全確保を図るために警察庁は歩車分離整備を推進している。しかし、昔は横断歩道橋を
設置することでその安全確保を図った。日本は昭和30年代にモータリゼーションが進展したが、
その一方交通事故が多発して「交通戦争」と呼ばれる状況に陥った。被害者を減らすために歩行者と
自動車の各々の交通を分離(歩車分離)出来る歩道橋が設置されるようになったという。

平成23年4月20日、警察庁は・警視庁交通部長・各道府県警察本部長へ「歩車分離式信号の整備推進に
ついて」通達を出している。

交通事故が減少する中で、信号交差点における歩行者事故のうち歩行者に違反のない交通事故が9割を
占めていることから、事故防止に歩車分離式信号の整備を推進することになった。

特に静岡県の場合、交通事故件数が急上昇し、その上昇率はワースト1であり、その早急な整備が検討
された。平成25年3月末では歩車分離の信号整備は181か所、26年度までに203か所(3%整備率)
目指すという。

最近では、交通量が減少したことや従来技術的にできなかった信号機による制御が可能となったことから
老朽化を機会に横断歩道橋を撤去する自治体も増えてきていると言うが、実態は・・・

★★ 市役所前の立体交差の横断歩道橋 ★★

この歩道橋も高齢者にとっては非常に負担になる。何とか撤去し、平面にならないかと市民から要望が
寄せられていた。

これと同様のケースに静岡市の江川交差点、この交差点を横断するには地下道しかなく、非常に不便の
悪い交差点であり、昨年、交差点に横断歩道を新設するために社会実験を実施し、
その動向に注目をしていたのだが・・・

↑ クリック

結局、完全スクランブル化にならず、歩行者の安全確保と自動車交通を考慮したものになり、
街の回遊性や歩行者の利便性を考えた抜本的な対策には至らなかった。

この交差点の横断歩道の増設が認可されれば、沼津市の市役所前の歩道橋問題も改善の可能性も出てくる
のではないかと期待したのだが・・・

沼津市の場合も、やはりこの歩道橋については、以前、学校や自治会を交えた話があったようだと言う。
しかし、児童の通学路の安全性の確保からいうと結局従来通りのままという結果に終わったという。

それなら、歩道橋は児童の為に残して、高齢者や障害を持った方は横断歩道(平面)という選択が
できないものかと警察に尋ねたところ、道路交通法により両方の設置はできないと言われた。

今回の歩車分離にしても、設置したことで交通渋滞が発生したところは見直しはあるのかと尋ねたところ、
歩行者の安全確保が担保できるのなら撤去できるが、その確保ができずに撤去をしてもいいと、
皆さん(地元)が賛成をしますか?と問われた。

結局、今の段階では、県警(警察庁)の方針として、歩車分離式信号機の整備を進めたことで、
昨年、設置前後1年の事故調査をしたところ、車と歩行者の事故は8件から1件に減少し、
かなりの成果が表れていると分析。

そうなると、警察庁の通達にもあるが、「安易に渋滞の発生の恐れがあるとして、歩車分離制御の導入を
見送ることのないようにすること」とある。

結局、その方針が再度変わらない限り、不都合があっても見直しはされにくく、歩車分離式信号の整備は
推進されていくしかないのだと思う・・・

(この続きは次回に・・・まだまだ課題は続く)

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